アンドレイ・タルコフスキーの遺作。
バッハのマタイ受難曲、 スヴェン・ニクヴィストによる長回しを多用した自然描写などの独特の映像美、レオナルド・ダ・ヴィンチの絵画など散りばめられたメタファーによる…
創作物に思えない謎のリアリティさがあった、登場人物皆が本当に存在していて生きているみたい。サクリファイスとは犠牲にする・身を捧げるという意味であって、文字通りそれが今作で伝えたい事だった。そして+救…
>>続きを読むまず私はタルコフスキー作品を観たなんちゃってシネフィルにしばしば散見される「分からなくてもいい」と言った類の感想を徹底的に軽蔑する。産み落とされた作品を「分からなくてもいい」ことなんて絶対にありえな…
>>続きを読むキルケゴールは言った『絶望はまた別の意味で一層明確に死に至る病なのである』。
絶望が死へ導くのではなく、絶望は人を生ける屍にする。
現実を受け入れず逃避する可能性の絶望と、現実的選択肢の存在しな…
このレビューはネタバレを含みます
鑑賞記録
「惑星ソラリス」「鏡」「ストーカー」
「ノスタルジア」そしてこの
「サクリファイス」
いずれも叙情的な詩的映像で難解作品でした
「サクリファイス」は
あきらかに神への懇願と
代償としての…