このレビューはネタバレを含みます
ド傑作☆
「アンドレイ・ルブリョフ」と迷いに迷ったが、タルコフスキーはこの作品をノミネートしたい。
以下の文章は抽象的に感じてしまう箇所があるかもしれないので、既に鑑賞された方以外は時間の無駄に…
ノスタルジアと通ずるものも感じる。
とはいえ、セリフ量は増えた印象でその内容はより具体的である。それがまたこの作品が持つ意味合いを複雑にするため、なかなかハードな鑑賞だった。
戦争に対するネガティブ…
タルコフスキー最後の作品となったこの『サクリファイス』は、もしかすると彼の作品のなかで、最も彼らしくない作風という意味において、1つの終着点を表しているようにも思う。
彼らしくないというのは、「罪…
見る度にマゾヒスティックな気分に陥る映画鑑賞の受難、タルコフスキー。
カソリックに限らないが、宗教全般に造詣の浅い私にとって、フレスコ宗教画やバッハのマタイ受難曲は、カソリックのある一面を切り取っ…