勉強ができるからと息子を信州から東京へ送り十余年、貧乏しつつもその成功を信じ、やっとこさ会いに行ってみると結局息子も貧乏をしている。それじゃあ喋れないだろうと思うくらい白い歯をニッと剥き出して笑いな…
>>続きを読む上京してとんかつ屋になった笠智衆の最初のショットが1923年の信州で見た悪夢くらいおぞましいし、以降もずっと地獄巡りみたいな感じだった。結局親子で人生潰し合ったみたいな会話シーンもすごい。明日はお母…
>>続きを読む女手ひとつで何とか進学させた一人息子が、東京で貧しい暮らしをしていると知った母の葛藤を描く作品。
小津安二郎監督の初トーキー。
いざ上京した息子は野心も失い、貧しく場末で暮らしていた。
そんな息…
サイレントばっか撮ってた小津安二郎の最初のトーキー映画。親になってから見るといいやつ。
貧乏やけど学校の先生が絶賛するから1人息子を進学させるために田畑を売り身を削って働いたオカンが、大人になって…
1936年に製作したとは思えない映画。
親子が鑑賞した外国映画を彷彿とさせるラストショットで締めることによって情感のある映画になってる(ラストショットの前の一連のショットがフリにもなってる)。
…
出世したり金持ちになることより人に優しくすることのほうが価値があるっていう。
資本主義的な価値観の中で上手くいってないことに傷ついていた息子に対して、外部からやってきたそれに染まっていない母親の視点…
このレビューはネタバレを含みます
小津安二郎4本目。
物語は良かったけど、映像と編集と演技と音楽はいまいちだった。
冒頭の笠智衆の演技と、母親が家に来てすぐ鳥肉を買いに行かせる場面の編集は不自然だった。
母親と一回、妻と一回、自分の…
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