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この作品は、『徳川家康』の長男、『ノブヤス』を、主人公にした物語。『江戸幕府』の、『初代征夷大将軍』である、あの『徳川家康』の、血をひきながら、『今川』方の、血もひいており、その、お家の血縁関係と、…
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2022.54*141
中村錦之助えええ!!!となる映画です。
○中村錦之助のヤバさとは?
・普段は、純朴で、笑顔が非常にかわいい。個人的には声が好き。
↓
・男だから泣かないが、本当は今す…
家とはなんであったか
【初伊藤大輔作品】
🟥ダイナミックな画面と、奥行きを逃がさないショットの応酬が冴える時代劇。”時代劇の父”たる伊藤大輔が、徳川家康の不憫の嫡男”三郎康信”の悲劇を描きます…
人間は様々な見えない壁に囲まれていて、そこから逃れることはできない。壁を壊そうと、空を槍で突く。過去を思い出すとき、部屋の中が血のような赤で染まる。
切腹の介錯をなかなかさせてもらえないという壮絶な…
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(35mm)
杉村春子が丑の刻参りをする。
しかしながら、悪だとしても人間的な奥行きを見せる杉村春子はさすがである。
シネスコを活かした見せ方が印象に残る。
『柳生一族の陰謀』での中村錦之助を…
生まれた身ではなくただひとりの人間として。家柄と血を失うこと。はち切れんばかりに殿方。おなごにはおなごの掟がある。嫁姑の因縁。親でさえなければ。まごころが足りないからだ。よりにもよってなんとむごい。…
>>続きを読む格調高い文芸時代劇だと思った。男は黒塗り、女は眉染めのお歯黒、娯楽時代劇ずれしていないリアルさを感じた。父が弱小大名の徳川家康、母が今川義元の姪、妻が織田信長の娘という松平信康の物語。母にとって愛す…
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黒澤だけが時代劇ではない!
強く大きく、そして苦悩を抱える男といえば中村錦之助を置いて他に無し!
輝く山河に錦の鎧、泥濘を這う武者と駆ける騎馬隊!
色彩の豊かさが、ラストの暗い城内を際立たせ、切…
映画だけが起こし得る恐ろしい瞬間 伊藤大輔「反逆児」
淀川長治さんは本作を昭和36年のベスト1に推しております。
伊藤大輔は中村錦之助の熱演に涙したそうな。
東映はこのあと
加藤泰「明治侠客伝 …