1936年溝口健二フィルムノワール。劇中の文楽に"野崎村"..本編とリンクする女のなさけと諦め。これは巧い。また歌舞伎でないとこがさすが。この大阪の風土。四ツ橋文楽座ロケ。細雪の美女か椅松庵のご婦人…
>>続きを読む溝口リアリズム映画の傑作。
主演の山田五十鈴は、この時、19才。19才には見えない堂々とした貫禄にまずビックリ。
本作の撮影前に山田は子供を産んでいる。
戦前、結婚して子供を産むということは女優…
ゴダールやトリュフォー、スコセッシといった後の映画監督に影響を与えた溝口健二が、自身のワンシーンワンカットのスタイルを始めた最初期の作品とのことで鑑賞。
ワンシーンワンカットって、もっと舞台みたい…
このレビューはネタバレを含みます
映画館で見た1か月後にテレビでの放送を見た結果、「すべての映画監督は多かれ少なかれそうであるとはいえ、溝口は絶対に映画館で見なければいけない作家だ」という、映画好きとしてある意味で致命的な制約を自分…
>>続きを読む犬と蒲団に入ってる有閑マダム笑
「浪華」なので大阪の話だが、ネオン街がきらびやかでまぶしく、その発展が伺える!
当時、大阪は非常にモダンな街だったのだろう。この映画は、同時代の日本映画と比べても、…