1936年、日本、ドラマ、モノクロ。
父親の借金(横領の疑いをかけられ失業)を返すため、薬問屋の社長の愛人になることを了承したアヤ子(山田五十鈴)だが社長の妻にバレて破局、恋人の西村から求婚され悩…
このレビューはネタバレを含みます
映画館で見た1か月後にテレビでの放送を見た結果、「すべての映画監督は多かれ少なかれそうであるとはいえ、溝口は絶対に映画館で見なければいけない作家だ」という、映画好きとしてある意味で致命的な制約を自分…
>>続きを読む〖1930年代映画:人間ドラマ:松竹〗
1936年製作で、親の借金のため…兄の学費のために…な女性の悲哀を描いた人間ドラマ⁉️
お金の稼ぎ方がおかしいけど…それよりも父親も兄妹もクズやな…って作品で…
アパートの1Fから2Fまで階段を登っていく人物をワンカットでぐわーっと捉えたショットにリッチだなぁ…と感心していると、この映画にやたらと階段が出てくることに気がつく。妹と喧嘩して山田五十鈴が宙ぶらり…
>>続きを読む『リアリズムの残酷さを味わいたいあなたへ』
ジェンダーギャップ映画祭にて観る。
溝口作品は数本しか見たことなく久々の鑑賞でもあったけど、1シーン1カットが確立しているのに驚く。流れるようなカメラワー…
『浪華悲歌』松竹大谷図書館所蔵