冒頭の絢爛さからは予想できないが、飾り気がなく地に足のついた、リアリティあるドラマだった。
過去をめぐる旅の主人公の表情、相手の表情、交わす会話のどれもが納得のいくもので、よくあるメロドラマのよう…
なりたての寡婦が「舞踏会の手帖の亡霊」を訪ねて回る旅に出る話。その手帖に名前を連ねるのは、かつて彼女に愛を囁いた男たち。過去の自分を探して、失われた時を求めて、そこから未来を見つけようとする。20年…
>>続きを読むすげー面白い
「あの人は今」の色んなパターンを見せてくれる映画。キャラクターと葛藤のパターンの教科書としてこれ以上の教材なかなかないんじゃないか?
しかもそれだけじゃなくて各登場人物のキャラが立っ…
未亡人となった女性が過去を振り返るロマンス作品。
夫を失い未亡人となった美しい女性。
夫の遺品を整理しているときに、20年前に自分が16歳の時に初めて参加した舞踏会を記録した手帖を見つける。
そ…
ミラノだかジェノバ辺りを根城に夏の離宮をアルプスの湖畔でと云うのならともかく、あれが本宅とは。四十そこそこで隠遁を何年続けた?とんだ事だ。
「愛を知らない」と告げられる未亡人が二十年間どんな結婚…
20年なんてあっちゅーま。美容師の彼に連れられて行った現在の舞踏会のダサいこと。そりゃさっさと帰る。本命の彼の息子の美少年ぶりに飛びつくヒロイン。マニッシュなドレスで若い子連れて舞踏会いくラストはキ…
>>続きを読むクリスティーヌがいくら美貌とはいえ20年やで?と思うのは若さの証明、クリスティーヌの脳内感覚じゃ4,5年前やねん、20年前なんて最近やねん、中年にとっちゃ。美化したロマンスの正体が全部ボロいことより…
>>続きを読む若くして未亡人となり、人生の意味を失ったクリスティーヌ(マリー・ベル)は、社交界にデビューした際の手帖を見つけ、アドレスを頼りに20年前のダンス・パートナーたちを訪ねる旅に出る…。
彼女が7人の男…
1937年のジュリアン・デュヴィヴィエ監督作品。幻想的で美しい。これぞフランス映画! 青春にすがる者、今を生きる者、それぞれの人生の儚さがとてもよく伝わってくる。
130分と若干長いが、ティエリー…