ナチス占領下のイタリアにおけるレジスタンスの活動と市井の人々を描いた作品。何より先にカット割りが細かくて驚いた。アクション繋ぎとかも普通にある。イタリアの戦後混乱期に撮られており充分な撮影体制を組め…
>>続きを読む骨子こそは反ナチのレジスタンスものだが、肝心の活動シーンは一切描写されない。その代わりに、ナチスの魔の手によって一人また一人と活動家の命が奪われていく。屠畜される羊と重ねられたドライさで、壁を超えて…
>>続きを読む記録
【拷問】
フィルムで。
乾いた絶望と底知れぬ憎しみが貼り付いたフィルム、映画史に組み込むまでもなくその淡々とした冷たさは傑作であることを示している。
本作はリアリズムが単に描写が現実主…
様式(スタイル)と姿勢(スタンス)。その兼ね合いから生まれる語り(ナラティブ)。
映画史それ自身にほとんど関心はないなか、しかし、なぜフェデリコ・フェリーニは、異様にも感じられるあのような作品を撮…
ネオレアリズモ(イタリアで生まれた“新しい現実主義”。「現実を見ろ!」という映画)の傑作。
戦後の、本物のがれきの中で撮影された。そういう意味で歴史的価値が高い映画なんだけど、ストーリーもすごい。
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2025/077
口笛◎
戦争は悪魔を除いて誰ひとり幸せにしない…兵士でさえ逆らうことのできない環境下で疑問を持ちつつ生きている
最悪の状況においても必死で生き延びようとする人々……