死の色気が香る対話と後半の死になりきる反抗。差し込まれる人々のそれぞれに生臭さと外連味。一陣の風を感じるラスト。
胃をひっ掴まれるような怖さは無いものの、死の匂いだったり、心の感触を触れるような気持…
このレビューはネタバレを含みます
なんてシニカルな映画なんだ。
旅芸人一座と、検問の為に旅芸人一座を拘束する領主達を通して、唯物主義(化学)や、芸術(魔術師や役者)の空虚さをものの見事に炙り出してる。
物質や目に見えるものしか信…
絵画の世界が動いているような、映画芸術の真骨頂。同時にエンタメ要素も兼ね備えた、非常に面白い作品だった。大満足❗️
登場人物の扱いに台詞まわし、局所的な演出の積み重ねと映画全体の雰囲気を創り出すシ…
ベルイマン作品を観るのは久々です。遠い昔に何本も観てますが情けないことにほぼ記憶にないため、いつかまた見直すことになりそうです。
本作は初見ですが、旅芸人の魔術師一座の物語です。
上流階級の知識人…
題名に興味持って観てみたら
とっても面白い!
魔術師は本当に魔術師だったのか、
最後まで正直よくわからなかったけれど
浮世離れした人間として生きることの苦悩だったり、普通の人間と同じ感情を持ってい…
科学と非科学、芸術と権力といった二項対立を描きつつも根底にある神の不在というテーマは顕著。どこか諦めたようにホラーやコメディの要素を盛り込んでいる。ただ、この監督何やってもパワーのある画を撮るから何…
>>続きを読む交霊術、超能力、幽霊といったオカルトと、そこで生まれた恋物語。
ベルイマンにしては分かりやすいコメディ。
19世紀の半ば、ヨーロッパを旅する魔術師ヴォーグレル博士(マックス・フォン・シドー)の一座…
2020年156作目
何て感想が正しいのか分からん。
めちゃめちゃ感想に困りました。
叫びとささやき、ペルソナを見たあとの魔術師。
全然クセも無いし何をどう見たらいいのか分からない。
純粋に物語…