授業で鑑賞。
頑固な父親と物腰柔らかな母親。
人のことになると冷静にアドバイスできるのにいざ自分のことになるとそうはいかないのはあるある。
会話のシーンの撮り方がイマジナリーラインの点も含め独特なの…
小津監督は つくづく 嫁入り前娘フェチでないかと、改めて思った。
父親を苦しめ 苛めることは、フェチとしては快楽的で、監督にとって 清純な乙女と大人の女性の間の存在として 最高の女性を意識している…
本作は結婚噺の姿を借りた父親の成長物語でした。テーマ的には『お茶漬けの味』に近いと思います。
同時に、昭和期の暴君の姿を通して、愛するスキルについて考えさせられた一品でした。
佐分利信演じる…
始まって一時間くらいは小津にしてそんなにかな、という感じだったが結局呑まれてしまった。佐分利信と高橋貞二の掛け合いがたまらん。
ただやっぱりちょっと硬いよなあ。
田中絹代、有馬稲子ってあんまり小津顔…
親の心子知らず、子の心親知らず、じゃないんだなと。
親は子の気持ちをわかっていて、もちろん幸せになってほしくて、でも親だから、子に対して責任があるから、だったらその責任って何だろうと考えるに、親が…
結婚は金銀ではなく真鍮(合金)
真鍮を金銀に変えるのが結婚
他人の子には結婚を冷静に指南
我が子の結婚には冷静になれず
矛盾という名の親の想い愛情
どうにかやっていれば良い
子どもの幸せが親の幸せ
…
スクリーンに次々と現れる女優たちが、もれなく究極的に美しい。もう、これだけで見た甲斐があったってもんです。
昭和親父と箱入り娘の、筆舌に尽くしがたい心情を静かに映し出した名作なのですが、クスッとく…