とても良かった。
お父さんが結婚式に出ると伝えて、お母さんと節子さんのとても嬉しそうで、その一連の様子で涙してしまった。
後半の笠智衆とお父さん達が詠う『桜井の訣別』がすごく染みた。意味も調べてみた…
どこまでも折れない頑固な親たちと、自分の結婚を全て親の言う通りにだなんて絶対イヤ!と娘たち。いつの時代であっても変わることなく繰り返されてきたであろう親と子の意見の相違や対立。どこの家庭にも起こりう…
>>続きを読むクラス会の酒宴の席で笠智衆が詩吟をうたうシークエンス、聴衆の彼に対する愛情のようなものに、私は感動した!予想以上に長い詩吟を省略せず最後まで聴こうとする監督の眼差し、場つなぎで微笑とともに聴いてやる…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
赤の発色に惚れ惚れしつつ、強調されすぎたそれに心地悪さも感じつつ。夫婦喧嘩後の田中絹代のアップに心が掴まれた
笠智衆の詩吟後、笑いが起こるシーンで平山の表情だけ隠されている。と思えば…
最近有馬稲子さんの講演会に行った方から見せてもらったサイン本の表紙の写真があまりに可憐!
その写真はもう1つの小津監督作「東京暮色」のものだったんで、そちらを見ても良かったんですが、なんとなくこち…
山本富士子さんの華やかさと女優さん達のお衣装の可愛らしさに、ときめきました。
「会社、いくらでも休ませろ」(彼氏と顔を合わさせないため)とかびっくりですよね。なんか、ぐわーっとひたすらこちらを見つめ…
ストーリーはそんなに好みではなかったが、「小津調」と称される映像表現や空気感には完全にやられた。一瞬で骨抜きにされた。
終始上品。和やジャポニズムの典型的かつ普遍的な日本文化・趣味から全て…
「娘の結婚」がテーマの小津監督の作品の一つ。
複数の親子のやり取りが微笑ましい。親と子のそれぞれの心情がよく描かれている。
日本家屋だからこそ美しさがはえる構図がとても素敵。
「無」のような間…