彼岸花に投稿された感想・評価 - 47ページ目

『彼岸花』に投稿された感想・評価

シナリオ 8.8
絵 9.9
俳優8.5
テンポ7.8
音楽7.8
好み6.8

[同級で喪失を埋め合わせる]

 娘(有馬稲子)の結婚を自分で仕切ろうとする頑固な父親(佐分利信)を、母親(田中絹代)や娘の友人(山本富士子)が何とかなだめて工夫する所が面白かった。

 この時…

>>続きを読む

小津安二郎監督作品。
小津作品でお馴染みの、娘が結婚適齢期だけどどうしようって話。

他の小津作品で見たことあるぞっていうストーリー、セット、配役が多かった。
小津作品は基本的に家父長的であるけれど…

>>続きを読む
SKE

SKEの感想・評価

4.2
前作東京暮色で自殺未遂した有馬稲子が幸せを掴む話。田中絹代が欄干から見下ろす「大学は出たけれど」のラストショットがカラーで再現される。
kotone

kotoneの感想・評価

4.0

序盤田中絹代然り女中しかり会社での秘書しかり、もうパシるのはやめてと思ってたけど夫婦喧嘩で田中絹代が彼の服を投げてから解消されたね
はじめの友人の娘さんの披露宴から結婚式前夜の手元の色であったり、佐…

>>続きを読む
moviemo

moviemoの感想・評価

4.6
昔の人って本当に綺麗…。
お父さんが、外に出るからふしだらな考えを起こすんだ、二、三日会社を休みなさい!っていうセーンが私的にはすごい印象的…。
かつて日本人が持っていた様々な所作を、最も美しく捉えることができた人の一人が小津安二郎だったのだなあ、とこの作品を見て思いました

この洗練された質感のなかに生きたい。あれらはもれなくセットなのだとわかっていても憧れる。ドイツ製のカラーフィルムがどれだけのものかわかっていないけど、小津作品にはこの色みが抜群に合っている気がする。…

>>続きを読む

小津監督の十八番の、父と娘、結婚。戦後10年ほど経って、世代で結婚観が変わってくる。その歪みが多くの家庭で起こってたのかな。

もちろんこれがテーマなんだけど、裏テーマ的なのは、相手や状況が違うと、…

>>続きを読む

今じゃ珍しい昭和の頑固駄々っ子オヤジが見れる。
「何が。」
「なんだ。」
「おい。」
「だいたいお前はね。」

他人の子の結婚話には冷静に考えられるのに、自分の子の話となると……

面白かった。いざ…

>>続きを読む

あなたにおすすめの記事