フランス「詩的リアリズム」映画の影響だろうか。長屋の町人たちの逞しさと太平の世で明暗分かれた武士達を描いた"人情悲劇"とでも呼べそうな映画。雨が降るシーンとラストの用水路に流れる紙風船はやはり印象…
>>続きを読む日本人のかつてあった美徳が失われていく様を、紙風船のように喩えた山中貞雄。
義理人情が理として崩れ始め、清貧では飯が食っていけない浪人の葛藤と、
資本主義の格差を受け入れ逞しくもずる賢く生きようとす…
「お通夜かお祭りか分かりゃしない」
全くだ!(笑)
「人間ってのは月一度はこういう事をしないといかんな。元気がなくなるよ」とかなんとか。
そこですかさず隣の奴が「だから来月はお前さん首くくんなよ」…
山下達郎の人生ベスト
お話はあんまり沁みて来なかったが、画づくりとか会話の間合いとかに関しては、40-60年代をすっ飛ばしたかのような現代的洗練で驚き
てか、37年でこの画質、音質は相当、現存素…
物凄い傑作を見てしまった。脚本はもちろんのこと、光の使い方、音楽、構図、全てが計算し尽くされたように配置されている。武士として、妻として、長屋の生活から抜け出せないものとして、侠客として、役人として…
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