このレビューはネタバレを含みます
1981年に一度観た記録があって暗い話だった記憶もある。39年振りの再見となるのだが20代半ばの思いと年月を経た今のわたしの思いとでは違うものだとあらためて思う。
貧乏長屋に妻と住まう浪人海野又十…
まだ当時はこういう服装と髪型で生活していたのだろうかと錯覚しそうになるほどのリアルさ。建物も含めて作り物感が少ない。映像に映像が重なり、さらに次の映像が重なって場面の変わるシーンが印象的。画質音質が…
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江戸時代(?)の長屋の人々の生活風景。
1回目より2回目の方が面白かった映画。1回目だと人の気持ちが掴めなかったからなんだろうけど。
時代劇だけど殺陣はなし。
貧困の中生きる人々、と言った感じ。…
フランス「詩的リアリズム」映画の影響だろうか。長屋の町人たちの逞しさと太平の世で明暗分かれた武士達を描いた"人情悲劇"とでも呼べそうな映画。雨が降るシーンとラストの用水路に流れる紙風船はやはり印象…
>>続きを読む日本人のかつてあった美徳が失われていく様を、紙風船のように喩えた山中貞雄。
義理人情が理として崩れ始め、清貧では飯が食っていけない浪人の葛藤と、
資本主義の格差を受け入れ逞しくもずる賢く生きようとす…
「お通夜かお祭りか分かりゃしない」
全くだ!(笑)
「人間ってのは月一度はこういう事をしないといかんな。元気がなくなるよ」とかなんとか。
そこですかさず隣の奴が「だから来月はお前さん首くくんなよ」…
山下達郎の人生ベスト
お話はあんまり沁みて来なかったが、画づくりとか会話の間合いとかに関しては、40-60年代をすっ飛ばしたかのような現代的洗練で驚き
てか、37年でこの画質、音質は相当、現存素…