本当にシーンの省略がうまいと思う。
もちろん、今みたいにデジタルではないし、テイク数重ねることができないんだろし、長回しできないなど技術的な制約があるんだろけど、、
短い尺でその場面を説明するのが昔…
長屋で起こった浪人の死と金に困る別の浪人や、番頭を想う店主の娘それぞれの想いが入り乱れ……という作品でした。
冒頭かなり惹き付けられて始まったのですが、如何せん音声が聞き取り辛かったり、登場人物が…
通勤鑑賞370作目。
たまには日本の名作と言われるものを観てみるかという気分になり、鑑賞。
で、だ。
音が悪くて、所々何を言っているのかよく分からないシーンがあった。音量を上げると台詞は聞こえ…
景色や小物の移動・変化がムードを上品に語っているようで素敵でした!
人と人との物理的な距離は近く、瞬間瞬間の関係性の密度も比較的高いように思える一方で、それが潔く引き摺らない他人感もあるのが印象的…
現存する3本の作品で小津、溝口、黒澤に名を連ねる山中貞雄1本目。名前を挙げた三者と比べるとかなりオーソドックスな印象を受けた。そういう意味では少し退屈かもしれない。終盤の山岸しづ江のシーンでカラック…
>>続きを読む5年間で26本の時代劇を撮り28歳で亡くなった山中貞雄の現存する作品3本の内1本。
有名タイトルだしTVで何度もリメイクもされているようですが、今さらの初見。
85年も前に20代の若い監督が撮った作…
このレビューはネタバレを含みます
フワフワ水に流れていく紙風船がかなり良い。海野さんが門前払いされて毛利氏の屋敷前で呆然と立つ場面→海野さん家の場面の間に挟まる、布の縁についたモップみたいな紐がゆれるカットめちゃくちゃ綺麗だった。
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