モノクロ画面によって独特のどん詰まりの終末感を生んでいた前作『動くな、死ね、甦れ!』の方式を踏襲せずにカラーにしたのは何故かと思いながら見ていたが、前作で名前をつけて可愛がられていた豚(だいぶ大き…
>>続きを読むストーリーらしきものはそれほどなくて、刺激の強い描写が多くて観るのがつらかった。本当に希望がなくて、こんな世界があっていいのかと思ってしまった。
カラーなのにモノクロみたいで、寒々しさもあいまってと…
『動くな、死ね、甦れ!』の無二性は、子どもの無垢さが全てを相対化し、地獄のような世界にも僅かに残る希望を掴んだところにあったのだと続編をみて気づく。時を経てイノセントのかけらもなくなった少年が今作で…
>>続きを読む「動くな…」から3年後のワレルカだが尖り度は変わらず。亡きガリーヤの妹ワーリャを前作と同じD.ドルカーロワが演じる。ギョッとする鮮烈な場面の連続で展開する物語の吸引力。やがて少年の表情は精悍な青年…
>>続きを読む「動くな、死ね、甦れ!」の続編。衝撃のラストで幕を閉じた前作ではまだ幼かったワレルカ少年の顔つきが、羽化したばかりのような青年の顔になっていた。
相変わらず殺伐とした環境で生きているワレルカが唯一…