終わりなのね、
じゃあね
両手を軽くあげる女優。
この映画はこのカットに尽きる。
ソ連映画の呼吸感、
不意にはじまるワンカット。
「いま映画らしい映画をみてるな」
と感じるとき。
それは未知…
1935年は、スターリンの大粛清の直前。人々はまだ笑い、恋をし、演劇を楽しんでいるが、その背後では静かに「検挙」「密告」「粛清」の影が動き始めている。
ゲルマンは揺れる手持ちカメラと息苦しい狭い室内…
誰が誰なのかわからないまま終わった…警察署長イワンラプシン氏だけはたぶんわかってたけど、帽子の色変わったりしたら見失ったりした。
男社会ィ。女の人はヒステリックに描かれてるね、ロシア的な激情なのかも…
神々のたそがれで感じた混沌さとレンズを覗き込み語りかける人々、ドキュメンタリーとは違う映画自体が現実と地続きであるような生々しさ。本作からイメージしていた監督の個性が見られたかなと思う。年老いた男の…
>>続きを読む近所のGEOから予告もなしに無くなってたアレクセイ・ゲルマン監督作品。
実は一回観た時は途中でリタイアしたことのあった作品。
うん……今回観ても話の輪郭は掴み切れず。
ラプシンを主人公としている感…