このレビューはネタバレを含みます
フェデリコ・フェリーニのローマ
2010年10月30日 18時47分レビュー
1972年作品、カンヌ映画祭フランス映画高等技術委員会賞。原案、脚本(他一名)、出演、監督フェデリコ・フェ…
ローマについてのコント集というかエッセイ集というかスクラップブックみたいに観ればいいんだろうなあと思うが、しかしフェリーニの祝祭的な映画っていつもいまいち乗り切れないまま終わってしまうのであった。娼…
>>続きを読む俺が退廃や郷愁を幻想的に描く巨匠・フェデリコ・フェリーニじゃ!
やりたいようにやる。なんか文句あるかっ!!!みたいな作品。
暴挙!?実験的!?なにせストーリーが無いんだからぁ。
第二次世界大戦時…
とても語りきれない濃厚な作品。ローマの美しさを映画にするのは至極簡単なこと。完璧な舞台であるローマをただ撮ればいいだけだから、素人でもできる。そうではなくて、これはローマの醜さに対するフェリーニの視…
>>続きを読む映像の集積から立ち現れるローマ。都市の多面性と相対すると、こういうアプローチになるのかも知れないなぁ。
ローマは長い歴史のなかで滅亡と再生を繰り返してきた、今ローマの人々は崩壊を見守っている、という…
もう何度見てることでしょう。すばらしすぎる!見終わったあと毎回ひとりで拍手喝采!フェリーニの抱くローマ像を、その現在と過去、現実と幻想、憧れと愛着、皮肉と批判を、ひとつの厖大なエネルギーのかたまりと…
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