幼少期の憧憬の的、青年期以降のフェリーニにとって魂の故郷となるローマを描く。自伝的要素と幻想が入り乱れ、時系列を分解して繋ぎ合わせされた筋立てなき混沌、その熱量の凄まじさに圧倒される。それはローマへ…
>>続きを読むあくまでもこれは "フェリーニの" ローマでしかないと思う。極私的な視点で過去(1938年)と現在(1970年代初頭)のローマを切り取っている。具体的な郷愁ということでもないだろうが、シリアスな描写…
>>続きを読むフェリーニの極私的ローマ観、過去と現在。
猥雑で喧騒に満ちた過去のイメージの数々には、恐ろしく「生」が充満している。アパート、ショー、娼館などで登場する無数の登場人物たちは強烈なインパクトを残して1…
フェリーニグルーヴなボードビル。ゴダールウイークエンドな撮影部隊。もつれ合うトンネルの人影。風俗店待合室テイスト。何もやる気が起きんときにぼーっとフェリーニさん眺めるの最高だと気付き。ゴダールさんも…
>>続きを読む1940年代のローマと1970年代のローマが交互に描かれるが、これといったストーリーはなく、その時代の「街」が描かれるだけ。ムッソリーニの時代の演芸場、70年代の高速道路、40年代の娼館、70年代の…
>>続きを読むやっぱり愛おしいマカロニ☆キチガイムービー。
フェリーニ自身がかつて"甘い生活"で作り出した"ローマ"という都市を因数分解した上に厄介な変数もってきた感。何言ってんだか自分でも分からないが…"甘い生…
古きよき時代のローマを懐かしむフェリーニの映画。猥雑で騒がしく匂いに満ち、宗教が常に側にある情景は、恐らく、フェリーニがイメージするローマ、撮りたいローマなのだろう。ストーリーもメッセージもなく様々…
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