ある結婚の風景に次ぎ、爆裂に良い…ユーハンのあどけなさが印象的な前半、口と中に溜めた空気を吐き出す音や顔つきや体のシルエットまで全部愛しい。知り合いの作る人形にとっても似てる。妹が列車の窓を開けて豪…
>>続きを読む言わぬが墓。
少年ユーハンと若く美しい母アンナ、その姉エステルの3人は旅の途中だったが、エステルの体調が悪化したため異国の街に宿をとる。部屋で療養する姉、街へ彷徨い出る妹。束の間の滞在のうちに、姉…
「鏡の中にある如く」「冬の光」に次ぐ、ベルイマン<神の不在>三部作の終章。
著述業の独身女性エステルは妹アンナとその息子ヨハンと共に汽車で旅行中、身体の不調を訴え、見知らぬ町に降りる。エステルは…
姉は理性を、妹は欲望を象徴する。
1人の人間の持つ、2つの側面。
神が死に、ルールもモラルもない世界ではどちらを選んでも虚しいだけ。
では人間に残された寄る辺とは何か。
最後の手紙には「芸術こそが…
"神の沈黙"三部作の一つで、巨匠ベルイマンの脂の乗った時期の演出力が冴え渡る代表作。
翻訳家の女が旅先で体調を崩し言葉の通じない異国のホテルで療養する最中、同行していた妹は欲望を満たすために街へ出て…
凄い作品でした。
冒頭の列車のシーン、あそこでもう僕の心は鷲掴みにされました。
何故か懐かしく居心地がいい。良くこんな風景や静けさの夢を見るので、懐かしく感じたんでしょうか。見てる間中ずっと夢の中に…
初めに、ことばがあった。ことばは神とともにあった。ことばは神であった。しかし、この姉妹は全く言葉の通じない国にいる。この映画に現れる一つ目の沈黙である。この姉妹は共通の言語を持つが、お互いを憎しみ合…
>>続きを読む