徹底した救いようのなさという意味において、ルイス・ブニュエルらしい良い映画だった。そう思った瞬間に、では救いとは何なのかと、光と影が反転するような思いに沈む。
そして、ラストに描かれた2つのシーン…
不良少年達の日常を描いた映画は数々見ましたが、本作に比べると全て生温く見えますね。ちょっとショックを受けました。
少しの救済の余地もシンパシーもありませんね。
メキシコの映画ですがネオリズモの風合で…
貧困、窃盗、憎悪、暴力、殺人。
誰かから奪うしかない何もなさ。
あの子たちだけでは、もう這い上がれない。
あの子に必要なのは、信頼と愛情と所長が言っていた。
ペドロだって更生できたはずなのに。…
アマプラで観よう鬼才監督特集②
再びルイス・ブニュエル
「エル」が予想以上に良かったので、ルイス・プリュエルの作品を探して、アマプラでみっけ!
1951年、メキシコで撮影された本作。カンヌで監督…
この夏にメキシコシティを訪れた上で鑑賞。現在のメキシコシティはさすがに発展していて地下鉄などの交通機関も一応発展していた。でも物乞いや路上の物売りのような貧しそうな人は未だに多く、日本と比べるとまだ…
>>続きを読むブニュエル作品は後期のスペイン・フランス映画のブラックジョーク満載ものも大好きだが、50年代のメキシコ作品も捨てがたい。
そんなメキシコ時代のずっと見たかった「忘れられた人々」がまさかアマプラにあっ…
自分用備忘録
ほぼ全ての登場人物想像力が欠如してる。
大人たちの教育水準の低さが貧困国の社会問題になる理由がよくわかる。
子を愛せない母親や孫と共に死体を遺棄するじい、盲目の老人を助けない街の人…