ドイツ零年の作品情報・感想・評価・動画配信

『ドイツ零年』に投稿された感想・評価

masato
4.0

中学生の頃、台所にあった14インチのモノクロテレビで見たロッセリーニは、なんだか生々しくて見るのが辛かった。あれから何十年の月日を経て、リストア版で見たロッセリーニは、とても意気揚々として見えた。そ…

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戦火による瓦礫や廃墟が移り続ける中、少年は扉や路面電車に囲まれ、人々からの不条理に包まれる。生き残ったインフラに拒絶されたからこそ、取り壊し寸前の余命幾ばくもない建物から身を投げ出す。
行天
3.6
このレビューはネタバレを含みます

瓦礫の中でも人々の生活は変わらずそこにあり、しかもこれがよく出来たセットではなく戦後間もないベルリンの廃墟なのだからより生々しく戦争の悲惨さが伝わってくる。零になってしまったドイツの空気感が重々しい…

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4.0
祖父の死体の衣服すら品定めするカットに、人間の生への欲求を見た。
自死に至ってしまうまでの街の徘徊 大人の都合に振り回されるのはいつも子どもだ
Nyayoi
3.7
戦後のドイツ、混乱しないわけはない。
少年が稼がなければならない日々。生きるためになんでもやる。

大人に時代に翻弄される子供。
こんな時代は日本でもあった。ラストも厳しい。

これほどまでに生々しく救いのない映画は久しぶりに観た。それにもかかわらずずっと観ていられるのはロッセリーニの卓越した魅せ方と内容なのだろう。

劇中至る所で皆々が死にたいと言うがそれは演技ではなく本…

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ちょうど霜降りの「まだ大人になるなよ」が流行ったときに見たので主人公の決まりすぎる覚悟に不意に笑ってしまった。ナチ思想や過酷な敗戦後の社会が子による父殺しという救いの無さの引き金を引くことになるのだ…

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3.9
父親にコップが近付いていく長回しの生々しいスリル。剥き出しになってしまったのはその地表ではなく映画の方だ。カメラを用いてフィクションを語ることの限界に接近した作品だったということが今ならわかる。

 戦後のまちの風景という舞台装置を、ふんだんに活かして作られた映画である。映画と戦後との「あらわされるものの関連性」を考える映画としては最たるものであろう。

 この映画においては、少年が街をウロウ…

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