緑の光線の作品情報・感想・評価(ネタバレなし) - 5ページ目

『緑の光線』に投稿された感想・評価

こまち

こまちの感想・評価

3.9

理想の人に出会えない、自分には何の価値もないと悲観する主人公デルフィーヌ。どう過ごそうか迷いながら送る彼女のバカンスを描いている。

自然な会話に引き込まれるし、デルフィーヌの独特のこだわりが会話に…

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けい

けいの感想・評価

4.3
自分を見てるようだった。。恋愛に億劫な私。気持ちの変化がカメラワークに収まっている。ラストシーンの親密さが象徴している。
Ingma

Ingmaの感想・評価

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今回の格言「心という心の燃える時よ、来い。」というランボーの詩から始まり、ランボーの一番有名と言ってもいい詩「何が、永遠が、海と溶け合う太陽が。」で映像的に完結するのが詩的で美しいです。

同上の詩…

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Pinch

Pinchの感想・評価

4.6

ヌーヴェル・バーグの中では最も好きな作品のひとつ。世俗的な性的欲求に対する女性のアンビバレントな揺れ動きというありふれた題材を軸として、バイオリンの無調音楽、ランボーの引用など、さりげない芸術性が押…

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敬愛する蓮實重彦氏が推していたロメール監督作品。ロメール作は初見だがこれだけで一発でファンになった。理想が高くてなかなか気に入った異性に出会えない、その癖人一倍寂しがりやの女性デルフィーヌが主人公。…

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理想の恋人を探す物語というより、自分自身に向き合う物語という印象。

お年寄りたちのジュール・ヴェルヌ談義から「緑の光線」という気象現象があることを初めて知り、どんな景色が見られるんだろう?!ってい…

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似太郎

似太郎の感想・評価

4.9

おフランス映画ざんすシェ〜ッ!!🇫🇷

…といった、全編エスプリの効いた会話と女性ならではの心もようを繊細に綴った名匠エリック・ロメール監督の代表作。隠し撮りのリアルな映像が如何にもヌーヴェルヴァー…

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ssyuqq

ssyuqqの感想・評価

4.4

デルフィーヌ、物事を複雑にしてるしめんどくさい女でいらつく場面がいくつもあったが、彼女はそれ以上に彼女自身にいらついてるし辛く悲しんでる。そんな自分と向き合って戦ってるんだなと、終盤につれてそんな彼…

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息切れを見せない脚本に、まるでロメールの視線そのもののようなカメラワーク。
そして、ラストの緑の光線。
めっちゃ好き。

2024.3.13
映画の最後、数秒間だけ緑色に光る夕陽のこの瞬間のために作られた映画。デルフィーヌ、手が焼ける……。

2021.3.17
ロメール映画に出てくるお部屋にはお花と開かれた扇子。デル…

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