白いトナカイの作品情報・感想・評価

白いトナカイ1952年製作の映画)

Valkoinen peura

製作国:

上映時間:74分

3.5

「白いトナカイ」に投稿された感想・評価

トナカイ。日本人にとっては馴染みがなくクリスマスの風物詩でしかないけど、北欧の雪国では生活に欠かせない温厚な動物。

黒猫が不吉というなら、フィンランドでは白いトナカイが不吉の象徴としてミソロジー化されているのだろうか。
白いトナカイを生贄に、魔女となり、男を虜にしていく女。まあ魔女というより、トナカイ人間。
チョッパーはヒトヒトの実を食べたトナカイだけど、その逆バージョンみたいな。

それにしてもなぜ、この女は結婚してから、惚れ薬を欲したのだろう。不倫のメタファー、魔性の女を表現しているとしか思いつかない。

ヌンヌンヌン......、あの掛け声は何だったのだろう。

祭壇の周りに埋まっているトナカイの角の数々。あれだけのトナカイが犠牲に、魔女が沢山生まれているのだろうか。

ストーリーは単純でオチも読めるけど、疑問は多々残り引き込まれる作品。

撮影テストの時らしきスキー板の跡や足跡が残っているのが気になったけど、とりあえず銀世界に行ってトナカイの引くソリに乗りたくなった。
アキ・カウリスマキが愛するフィンランド映画特集にて。白いトナカイの吸血鬼とはなんぞやと鑑賞。
ラップランドの神話を基にしており民族寓話の予定調和的内容で個人的に好みだったのと異国情緒が醸し出されていてよかった。雪の白と木々の黒いシルエットのコントラストが非常に美しい。

最初のトナカイレースみたいなやつがこわいな〜と思いながら観ていた。ツノが刺さりそう。
konomo

konomoの感想・評価

3.5
カウリスマキお薦めフィンランド映画特集にて。このトナカイ遊牧や綺麗な民族衣装…サーミ人の文化なのだろうか?

こんなにたくさんのトナカイが出てくる映画は初めて観た。
最近、ノルウェーのニュースで飼っているトナカイが100頭以上列車に轢かれて死んでしまったっていうのがあって、そんなに!飼っている?どんな?と思っていたのだが、あんなだきっと!

魔女やら呪いやらのストーリーよりもむしろ人々の生活ぶりを楽しんじゃった感じ。スキー履いてトナカイに引っ張ってもらうの、やってみたいな。
いち麦

いち麦の感想・評価

4.0
『アキ・カウリスマキが愛するフィンランドの映画』特集(2017)にて鑑賞。
ラップランドの怖ろしい神話をベースにしていながらも、映像が表現する一面雪原でのトナカイと人間が繰り広げる営みには、強い絆を感じずにはいられない。白いトナカイも抜ける様な空色も美しい原色で見てみたい世界だ。
「アキ・カウリスマキが愛するフィンランド映画」特集。7日間限定。多少無理してでもご覧ください、とチラシに書かれてたので、無理してみた。どの作品もカウリスマキの素(もと)みたいなものが垣間見えて面白かった。ラップランド旅行での犬ぞり&トナカイを思い出した。
Marrison

Marrisonの感想・評価

4.2
♤フィンランド特集(於ユーロスペース)

“カップルでXマス期に観たいムーヴィー”な、愛らしさ!
雪を純白には撮らない(翳って濁ってに任せる)のがフィンランドの当たり前なのね?
神話ネタだか何だか知らないけど、物語の浅さが、ほどよいっす。セリフの少なさも心地よいっす。
美しすぎない程度にうちゅくしい女優さん(ミリヤミ・クオスマネン)の一所懸命なピョコピョコ性(アゴ下から自分に懐中電灯当てて怖がらせようとする小学生みたいな)は敵をつくりません~。

結末は、前半のうちに100%読めてしまう。すなわち、バッドエンドの鞘(さや)に真正直に納まっていくシンプル(イズベスト)な展開なのですけど、全然別のハッピーエンドで嬉しく意表を突いてくれた方が作品ファンは増えそう。
あと、平凡すぎる交響楽がどちらかというと邪魔だった。無音楽で通す勇気があれば表現主義的に面白かったし、または耳的に北欧独自のものが欲しかったかな~。


原節子主演で青森ロケでやってもいいね。原さんって、お金持ちの家の玄関ロビーの壁飾りの鹿(やトナカイ)の頭部を想わせる人だもん。
カンヌ映画祭に初めて出品されたフィンランド映画にしてゴールデングローブ賞を初めて受賞したフィンランド映画でもある今作

色々表現に拙いところはあったけれど、ほとんど台詞を添え物程度としたサイレント的表現と雪原で暮らす人々やトナカイの姿が生き生きとかつ印象的に描かれていたからそれだけで良し

乱雑に踏み荒らされた雪面もそこに人間らがしっかり生きていることの表れのようにも思えて逆に良かった

やはりこういう生活する人々や動物の息吹が感じられる映画というのは心地良いものだ
an

anの感想・評価

3.8
「トナカイの吸血鬼」なるものに惹かれ見に行ったが……まあやっぱし婉曲になってしまうのかねえ。吸血鬼であり魔女でもあるという設定。雪原の撮影はそれなりに美しいが後半ダレるのが惜しい。投げ縄で引っかかりやすいトナカイの弱さ。
chima

chimaの感想・評価

3.3
2017/11/25@ ユーロスペース
アキ・カウリスマキが愛するフィンランド の映画
音楽もおどろおどろしい怪奇映画なのに変身するのが白トナカイってことろがフィンランド らしい。
でももう少し何かあったらよかったんだけど…
4Kすげえ!超きれいじゃん!というのが一番の感想。
雪原の風景は勿論のこと、魔女がトナカイになるという設定は北欧らしさに溢れていてとても良いです。
祭壇の光景は美しくもしっかり呪術めいた雰囲気が出ていて良かった。
ビジュアル面の話しかしてないけど、途中寝たせいで肝心の内容を理解していない可能性があるから何も言いません。
トナカイレース、絶対酔うだろうから旅行のオプションに付いてても参加しないよう気をつけなければ。おわり
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