不良少年に投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

『不良少年』に投稿された感想・評価

4.0

 銀座を走る一台の護送車。東京地検の一室。浅井の二週間にわたる東京少年鑑別所(通称:ネリカン)生活が始まった。思いはシャバに帰る。浅草は生きやすかった。安い飯や遊び、からかう女にもこと欠かない。浅井…

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4.0

オールアフレコでリップシンクなどまるで無視しているのがとても不思議な感じ。モノローグのような。キアロスタミ『クローズアップ』のような当事者による事実の再現ではなく創作のよう。冒頭でそのスーパーが表示…

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arch
3.1

職業俳優ではなく本物の不良少年を使い、ドキュメンタリー的手法で撮影された作品――と言いつつも、全編アフレコという歪みが興味深い作品。
岩波映画、第1回劇映画。羽仁進の独特な手法が初めて採用された作品…

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フィクションをドキュメンタリーのように撮るという実験的な作品。真面目すぎてもう少しおふざけが欲しかった。
現実社会の人々をフィクションの中に蹴落とした『人間蒸発』とか『ゆきゆきて、神軍』、『全身小説…

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本作は、岩波映画製作所の製作だが、配給は新東宝。1961年にリアルタイムで観ているのだが、当時11歳の小生は、新東宝の二番館に怪談映画三本立てを観に行ったら、1本が本作に差し替えになっていた。しかた…

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Omizu
3.7

【1961年キネマ旬報日本映画ベストテン 第1位】
『彼女と彼』羽仁進監督の長編劇映画デビュー作。記録映画専門だった岩波映画製作所が初めて製作した劇映画でもある。地主愛子編『飛べない翼』を原作として…

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多くのヤンキー物の映画は、主人公がかっこつけすぎてたり、ステレオタイプすぎたりして、どうもリアリティのない作品が多いが、この、ドキュメンタリータッチで撮られた本作は、そんな嘘っぽい描写が全くない稀有…

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brian
3.9

以前テレビで少年院の様子を映した番組を見たことがある。当然ながら少年たちの顔にはボカシが入っている。一生懸命に作業をする姿には感銘を受けたものだ。これは犯罪の抑止力にも繋がるのではないだろうか。少年…

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3.5

非職業俳優の劇映画という面ではブレッソンを想起するが、ブレッソンのような無機質なアプローチとは対照的で、フェリーニの映画のようなカオスが印象的だった。ディテールの豊かさは実際のエピソードを実際の当事…

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もち
3.8
ブレブレなとこもあるけど、ショットが洒落てる。部屋に入って、鍵をかけられる瞬間にナナメになったり。
撮影:金宇満司

このやろー

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