ビルマVJ 消された革命の作品情報・感想・評価

ビルマVJ 消された革命2008年製作の映画)

BURMA VJ: REPORTER I ET LUKKET LAND

製作国:

上映時間:85分

4.0

「ビルマVJ 消された革命」に投稿された感想・評価

mh

mhの感想・評価

-
2007年ミャンマー反政府デモで活躍した、市民による反政府活動「民主ビルマの声」についてのドキュメンタリー。
僧侶たちが行動を開始するくだりに胸が熱くなる。
日本人ジャーナリスト長井健司さんが殺されたことが大きなトピックとして扱わている。
ドキュメンタリーとしての出来がいいわけじゃないんだけど、事件後すぐに公開されたことに意義があるタイプの映画。
2017年のドキュメンタリー「ラッカは静かに殺されている」のアジア版というか、スマホ普及前のバージョンとしても見ることができる。
2008年製作のミャンマーの民主化運動ドキュメンタリーを見る。
最近、ミャンマーの軍事政権の弾圧がまた激しくなり、人々が殺される凄惨なニュースを多々見るようになったけど、1990年以降、この緊張はずっと続いている。この映画の中で、1997年日本人記者の長井健司さんがミャンマー軍に銃殺された映像を見て、当時、そのニュースを見たときの気持ちが蘇った。
何十年と続く民主化運動に命をかけて戦い、暴力を拒み、平和を訴える仏教の国の人たち。軍によって殺された人の数は数千人を超える。それでも決して諦めないミャンマーの人たちの姿に涙が出る。

デモの最中に僧侶たちが唱えていた言葉「今こそ対話が必要だ。世界中全ての人たちに自由を」これはミャンマーの人々だけじゃなく、世界に向けて発せられた言葉だと思う。私たち日本人のためにも彼らは叫んでいたと私は感じた。

今の日本も恐ろしい勢いで国として劣化し続けている。
自民党に憲法を変えさせたら、このミャンマーのような事態にならないとも限らない。今ならまだ止められるし、そうなる前に、変えなきゃいけない。
asquita

asquitaの感想・評価

3.8
気骨ある市民ジャーナリストたちの活動を追ったドキュメンタリー。このような活動により海外に民間目線で正しい現状を伝えることができるのだから、の大切さがよくわかる。お坊さんまで立ち上がるとは、軍事政権って本当にひどいんだろうな…
上旬

上旬の感想・評価

3.8
【第82回アカデミー賞 長編ドキュメンタリー映画賞ノミネート】
2007年にビルマ(ここではあえてビルマと呼ぶ)で起こった大規模な反政府デモを命懸けで撮影した人々がいた。

軍部独裁政権のミャンマーで唯一対抗できる勢力が僧侶たちというのが面白い。昨今宗教の暗部を描く作品が多い中、宗教の正しい在り方を示してくれた気がした。

ほとんど全てが隠し撮りで構成されているので決して見やすい作品ではないんだけど、その粗い画質が臨場感や緊迫感を増幅させていてみていてとても緊張した。

一旦軍隊が力を持ってしまうと自滅するか日本みたいに外から変えられるかしか変える方法はないんだなと絶望した。あれだけ国民が支持して大きなデモになってしまっても暴力によって鎮圧してしまうんだね。

今のビルマの状況を考えても本当に迫ってくるものがある作品だった。
勝沼悠

勝沼悠の感想・評価

4.8
 07年のミャンマー反政府デモを命がけで追ったドキュメンタリ。

 VJはビデオジャーナリストの略。この記者達はテレビカメラなどなくハンディカメラで隠し撮りをしてデモの様子を世界中に伝える。
 驚くのは最初の方は誰がデモを鎮圧する側かよく分からないことだ。そこら中に秘密警察や密告者などがいて疑心暗鬼になる。撮影してると政府側の人間かと思われたりもする。
 さすがにデモが大規模になると制服を来た軍隊がやってくる。彼らは僧侶にさえ襲いかかる。何よりこの映画が価値あるのは、日本人記者の長井健司さんが軍に至近距離で撃たれた瞬間が写っているところだ。これは本当にすごい!

 デモは力で制圧されたが、映像という真実は力に屈することなく世界中にその声を届けた。
 パッケージに出てるスーチーさんはちょっとしか出てこないので注意。
erinco

erincoの感想・評価

3.9
*ジャーナリズムとは何かをVJを通して知るドキュメンタリー*
ジャーナリストとはどのような生き物なのか。ジャーナリストとは好奇心の塊であり時に命の危険よりも好奇心を優先する。獲たものをできるだけ遠くに多くの人に伝えたいという使命を持つ生き物。自分で見ないと絶対に嫌で止めることができない。彼らはどんなことがあってもカメラを手放すことはないだろう。緊迫すぎる映像。
くぅー

くぅーの感想・評価

4.0
まずは、改めて故・長井健児氏に合掌させて頂きます・・・あの当時、ニュース映像では何度か射たれたシーンは目にしたのだが、断片的に見たものとは比べものにならない本作でのインパクトには、言葉を失ってしまった。

"サフラン革命"を隠し撮りに近い迫真の映像で見せるドキュメンタリーで・・・タイトルのVJはビデオ・ジャーナリストの略だが、その前にビルマとしているのが、ある意味で全てを物語っているだろうか。
そう、国際的にはミャンマーが正式な呼称だが、軍事政権下のこの呼び名を嫌う民主化を望む人々は、以前のビルマを使っての密かな抵抗をしていたりする。

で、ビルマの民主化と言えば、アウン・サン・スー・チー女史が登場する訳だが、そこには重きを置かず、この革命がある力によって消されるまでを淡々と映し出す。

ナレーションや編集にはちょっとした疑問も感じたが、真っ直ぐでタフな作品なのは間違いなく・・・米国アカデミー賞最優秀長編ドキュメンタリーに選ばれるのは、あのイルカ捕獲問題ではなく、本作じゃないのかと、個人的には思ったのだった。
Hao

Haoの感想・評価

5.0
鑑賞日から一ヶ月前にミャンマーを旅したばかりだったため、この映像は衝撃的だった。市民が声を上げそれは大きな勢力となるが、武力により散り散りにされる。その一連の記録である。映像は生々しく、ショックな場面も多くある。
僧侶や市民が、自分が歩いた道を行進し、観光したシュエタゴンパゴダに集結している。
たった10年前の事。自分が旅の途中で出会った人達の多くがあの時そこにいたと思うと、不思議な気持ちになる。行く前に観ていたらもっと違う目を持ってミャンマーを観ることができたはずだ。
また近いうちに行かなければいけない。
Narumi

Narumiの感想・評価

-
尊敬すべきジャーナリズム精神
ありのままを伝えることの難しさ。
これが民主化したミャンマーのリアル
柊

柊の感想・評価

3.8
手持ちのハンディビデオで決死の撮影。これぞジャーナリスト魂。何はともあれ起きていることを外へ発信することが大切な一歩。
>|

あなたにおすすめの記事