戸川猪佐武の原作を映画化。『小説吉田学校』のキャッチコピーは“政界三国志”。その意味では本作より後になる、佐藤栄作の子飼いである田中角栄と福田赳夫の総裁選対決辺りが最も面白い。
本作ではその後の日本…
ズバリ、『二人の吉田』の映画でした
占領下の日本から真の独立(主権国家)を果たすまでの時代、政権に固執すし、権力闘争を繰り返す時代を前半モノクロ、後半カラーで描き分けています
これはもう、吉田茂=…
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森谷司郎の遺作。
この人は初期みたいなミニマムな青春映画とかのが向いてると思うんだけど、ポリティカル映画担当みたいになってからはあまり面白くない。
これも山本薩夫という見本があるだけに退屈に感じる。…
1940年代末期から1950年代半ばに至る日本の保守政界の主要人物をほぼ全員登場させて、スケール豊かに描く政界群像劇。
展開が早すぎて、各政治家の個性が伝わらない。
民主自由党総裁・吉田茂。次期総理…
多少、事象に乗せられ物語が進んで行く。
当時の政局や国際政治の局面が理解されていれば、各々の決断や判断が分かるが、そこを知らないと単なる政争劇にしか見えない。出来事が多く未消化になるかも知れない。
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森繁久彌の吉田茂やばいですね。すげぇ似てますね。なかなかなオールキャストなので俳優の演技合戦は見どころです。森繁は圧倒的、脇を固める若山富三郎と高橋悦史がよいのと、西郷輝彦の田中角栄役がはまってない…
>>続きを読む大きく分けて二章からなる本作は、戦後日本をGHQから独立させようと燃える吉田茂がアメリカと講和条約を結ぶまでをモノクロで描く熱き日々と、カラーに反転し内政問題を抱えながらも総裁の席に居座ろうとする醜…
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