Mに投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)- 3ページ目

「M」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

空虚な部屋、無人の食卓、空っぽの皿、転がりでるボール、飛んでいく風船
アリス

アリスの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ずっと観たかった作品✧

ペーター・キュルテン調べたけど
とんでもねー奴だった…😨
この人クリマイで出たかな、忘れてるだけかな…
(シリアルキラーはほぼクリマイで仕入れた)

オープニング、女の子の…

>>続きを読む
LEONkei

LEONkeiの感想・評価

4.2

裁く者は善なのか悪なのか人間性の矛盾と限界、殺伐とした病んだドイツ社会への批判が描かれている。

連続幼女殺人事件をベースに物語は進行しているものの、その根っこには近づくドイツ国家社会主義体制の不安…

>>続きを読む

口笛を吹きながら忍び寄る殺人鬼は上半身・下半身・影へイメージが分解され、子供の失踪もそれを地上へ留めておく力点の消失を示唆する風船の上昇/無人の食卓という二カットでごく簡潔に処理される。

異常者に…

>>続きを読む
Nodoka

Nodokaの感想・評価

4.3

猟奇的な殺人事件はもちろん許し難い。しかしそれに対する恐怖が市民に蔓延し集団心理が形成されてくると、大きな暴動が巻き起こる。

当時の社会情勢を踏まえると、このようなファシズムの一歩手前の状況に警鐘…

>>続きを読む
ノノ

ノノの感想・評価

4.8

本当に100年くらい前の作品なんですかって思うくらい完璧な傑作。序盤に女の子が壁にボールを当てる遊びをしていてそこに貼られたポスターに犯人の影が映されるショットの素晴らしさ。これだけで楽しい。コート…

>>続きを読む

1931年硬質な白黒画面に描かれるのは幼女連続殺人犯。警察とギャングによるヴィジランテ。犯人の社会への憎悪。ストーリーは驚きに満ち、数多く現代の映画表現に残す。デビット・フィンチャー、ドゥニ・ヴィル…

>>続きを読む
mo

moの感想・評価

4.5


親友に勧められて初フリッツ・ラング。おおおおおもしれーじゃん……

裏社会の男たちが出張ってきてからが本番。ネタバレになるかもなのであんまり書けないけど、脚本がとてもいい。犯人の追い詰め方がこの映…

>>続きを読む

フリッツ・ラング。洒落たお菓子の名前みたいで何度も名前を呼びたくなる。サイレント映画とトーキー映画の時代を生きた監督。流石の腕前と工夫に唸る。
子どもたちの痛ましい姿をそのまま映像にしなくとも、悲し…

>>続きを読む
さっ

さっの感想・評価

4.1
日常の崩壊を表現するために母親の悲痛な声と日常を写した映像を組み合わせた冒頭にもう圧巻。勧善懲悪で終わらない濃いストーリーも含めて完成度の高い映画だった。

あなたにおすすめの記事