ベルリンでは、子供をターゲットにした連続殺人が起こっていた。警察は犯人の逮捕に向け、全力で捜査するが、裏稼業の人たちの行動が制限される。裏稼業グループは自分たちの手で犯人を探す事を決めた、、、。
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このレビューはネタバレを含みます
最後の私刑裁判がマジで凄い。子供殺しが狂人であることは明らかで、近代の法律に基づけば責任能力無しで病院送りが妥当ではあるが、ぶっちゃけその死を願う感情には同意してしまうところがある。今までも最後に悪…
>>続きを読む先日視聴をした「緋色の街」の影響で、「メトロポリス」以外のフリッツ・ラングの作品に興味を持ったのが理由ではあるが、本作の「M」は映画黎明期(トーキー)の時代に革新的で素晴らしい作品であった。
少女…
目は盲いても、耳は見ている。
大好きなフリッツ・ラングの名作。
幼女を狙った連続殺人鬼に翻弄される民衆、犯罪者と警察の姿を描く。
俺が観てきたラング・ハルボウ脚本で初めてメロドラマなしの作品だ…
学生時代から観たかった1本。実在したドイツの連続殺人犯、ペーター・キュルテンの事件を下地にしたサスペンス映画。こりゃ凄い。ショット、演出、編集、何処を取っても上手過ぎて釘付け。殺人犯追跡劇をツイスト…
>>続きを読むこの時代にここまで完璧なサスペンス映画が作れるのがすごい。犯人の特徴であるギョロ目と口笛の使い方が印象に残った。私人裁判の場面が迫力があり、人間が人間を裁く意味や(精神病の)人権とはなにか、現代にも…
>>続きを読むバキバキにキマッた画、クロスカットによる2勢力の会合、長回し、等見た目の力強さ。連続殺人鬼を追うサイコスリラー、かと思いきや法を無視し感情で個人を裁こうとする民衆の怖さ、狂気の提示という社会派路線へ…
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