フリッツ・ラングは本当に面白い映画ばかりなので期待値高めで鑑賞。
連続少女殺人事件…1930年代のドイツ。科学捜査がまだの頃は警察の捜査もなかなか進まず、ただひたすら市民生活を監視する状態に、犯人…
原題『M』(1931)
監督: フリッツ・ラング
脚本: テア・フォン・ハルボウ、フリッツ・ラング
撮影: フリッツ・アルノ・ヴァグナー
出演: ピーター・ローレ、オットー・ベルニッケ、グスタフ・…
流石「メトロポリス」を撮ったフリッツラング監督。少女誘拐、猟奇快楽殺人、二重人格、刑法39条といったテーマを約100年前に提起していた先進性が凄い。ただ、やはり古い映画なので、最後の唐突な進行など気…
>>続きを読む 面白さより凄さというべきか。人の限界、法の限界それぞれが気持ち悪いくらい描かれていた本作。心理的にはそうなのだけれど法的に正しくない。大衆の正義が悪に対して振るう暴力的な大義。
終わり方が痛烈で…
ベルリンを舞台に、幼い少女ばかりを狙う連続殺人事件の捜査が遅々として進まない中、街の犯罪者、売春婦や浮浪者たちが手を組み、連続殺人犯を追う姿を描く。
犯罪者たちが犯罪者を追うという構造が秀逸であり…