サークが凶悪なのでは無い。戦争が凶悪なのだ。
サークが無慈悲なのでは無い。歴史が無慈悲なのだ。
サークの底意地が悪い訳では無い。神の底意地が悪いだけなのだ。
ラストの幸せの絶頂から不幸のどん底、ある…
愛と死は振り子のように。どちらも手ぬるく描いたりはしない。ストレートなメロドラマでありながら甘っちょろさは欠片も無く、その平行線上で血と暴力に塗れた戦場の地獄を徹底的に描いてみせる。腐敗して黒く変色…
>>続きを読むビンを落として割り、グラスを投げて割る。爆撃で建物が破壊されていく。モノが壊れる様子で愛情も描けば死も描く。2時間強全力でタイトル回収を強烈なショットとアクションの積み重ねで行なっていく。とても凄い…
>>続きを読む冒頭とラストの戦場のシーンで、メロドラマの部分を挟む事で戦禍での愛の存在が強くなる。死と隣り合わせでも、未来に希望を持ち未来を描くことの尊さ。
ラストは恩を仇で返されたような形だったけど、彼らがした…
メロドラマにも関わらず、戦場の悲惨な血生臭さを隠すことなく描いていて素晴らしかった。愛と死が常に隣り合わせになっている戦時中にあって、彼らが愛を交わす瞬間には必ず死の匂いがする。その象徴としてのラス…
>>続きを読む1944独ソ戦線,雪埋まり死体,眼球凍結,ウォッカ,軍用ラジオ,自殺事故死報告,物資運び,廃街,ふくよか妻写真持ち男,女,警報,レストラン,歌,空襲,妻痩せ話,義眼男,爆撃,エリザベート再会.パセリ…
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