ベスの行動は他人から見れば気の狂った女性でしかないけれど、ベスとヤンの関係性からすると間違ったことなんてない。
道徳や宗教がどんな時にも万能な基準を果たすものではないと伝えられているようだった。
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鐘の鳴らない教会、チャプターのロック音楽を除いて本編には音楽がない、そしてラストの奇跡、エンドロールにはバッハのシチリアーノが高らかに...象徴的に音楽が使われているのではないかと思う。
全員が問…
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誰かの為に生きる人はいつだって美しい。どんなに汚れようと、どんなに傷だらけになろうとも。
閉鎖的な町で育った主人公は、信じるものが教会や親しかなく、けれどもそれに対しても一切疑問を抱かず、無垢で…
トリアー監督節が炸裂します。本を読み進むかの様な仕立てと、手持ちカメラによる映像など、その映画作りは唸らされます。個人的に残念なのは、ラストと邦題。よってスコアは少し低めです。そしてエミリーワトソン…
>>続きを読む新文芸坐オールナイト上映企画『世界の映画作家Vol. 182 敬虔、不敬虔、ラース・フォン・トリアー』にて。
あまりこういう恋愛物は好まないのだけど、エミリー・ワトソンの迫真の演技に圧倒された。しか…