こういうタイプの映画は観たことが無かったので、自分の中で新しい認識を得られたと感じた。
145分というなかなかに長い尺の中で登場する舞台はほとんど夫婦の自宅で、その中で起きる出来事も尺の長さを考え…
ジーナ・ローランズの文字通り鬼気迫る名演。ピーター・フォークの熱演。子役たちを操る神業の演出。はしゃぐ男達、こわれてゆく女。ホラー映画を思わせるすさまじいまでの緊迫感。家庭に疲れ果てた者は確実に泣く…
>>続きを読む多忙で家を空けることが多い夫と、3人の小さな子供たちを抱えた女が、何というきっかけもなく壊れてゆく‥。
孤独からくる育児ノイローゼなのか、いつも精神が不安定であるが、夫は妻を愛し、妻もまた夫を子ど…
コロンボのカミさんはこいつか!ってかんじ。
お母さんがおかしくなったって話だったけど、おかしくする要因が周りの環境だし、お母さんに同情したら周りが本当におかしく見える。どいつもこいつもクレイジーだ…
何がどうしてこうなったのか?が、描かれていないのがリアルですごく怖い。
文字通り嫁がこわれていくのだが、元々の本質としてそもそも嫁は危うかったのか?はたまたあの夫、ピーター・フォークの性格とが相ま…
どこからが異常な精神状態で、どこまでが正常な精神状態なのか? 判断は難しい。狂っている人の近くで過ごし続けると、強い人間でも正常ではいられなくなる。
それとは別に(もしくは対照的に)子供たちの健康な…
「こわれゆく女」というより、すでに「こわれている女」メイベルと、アナタもなかなかですよ!な夫ニックの激しい日常。
夫が仕事で帰ってこれないことを知るや浮気に走るメイベル。序盤から飛ばします。こりゃ…
とにかく、ジーナ・ローランズの演技がどのシーンを切り取っても狂気の沙汰。
子供を乗せた車を送る姿、夫を待つ姿、そして遂にこわれてゆく姿。。
只者ならぬ雰囲気を微妙に漂わせ、中盤以降は少しオーバーな表…