フィリップ・リオレのもつ叙情性は、どこか「存在とは去っていくことであり、喪失とはやってくること」として、叙事的な語りの向こう側に宿っているように感じられる。
本作は、イラン国籍の難民だったマーハン…
ほとんどの謎が解決されないまま物語は終わるので、「あれってそういえばどうなったっけ?」と思い出すうちにじわじわと染み渡るような映画だった。
それにしても、あんなにマヌケな旦那でも
ヒスを起こしつ…
制度に振り回され、空港という無国籍地帯に閉じ込められた旅行客たちの悲哀。諧謔が効いてて、同時に温かみもあって、ひやっと背筋が寒くなりついメモの手を走らせてしまう(笑)言葉のかけ合いもある。制度で人を…
>>続きを読む暗黒迷画座 第55回
フィリップ・リオレ脚本、監督作品
学者のアルチェロはカナダのモントリオールの空港で出国直前の搭乗ルームでウトウトしてしまう😪
僅かの隙にパスポート、鞄、靴まで盗まれて…
この作品の監督の作品をいくつか観て、好きだったのでDVDを購入して観た。
ジャケットが良い。
とても良い映画ですよ。
風刺もきいていて。
主人公のおじさん良いですよね〜。
あと黒人の少年が可愛…
とてもとてもあたたかい作品。
大げさに言えば、人間が生き抜く強さを描いた作品。
旅立ちの物語。
主人公はふとした隙に、
鞄、パスポート、あげくは靴まで盗まれてしまう。
シャルル・ド・ゴール空港ま…
カナダ生まれのフランス人にして配偶者がスペイン人という複雑な背景を持つ学者アルチュロ。彼はパスポートを紛失してしまったことからシャルル・ド・ゴール空港に抑留される。しかし、彼以外にも様々な事情で空港…
>>続きを読むターミナルを観たという話を父としていたときに勧められた作品。こちらが元となったと聞き是非観たいと思った。
モントリオールの空港で寝ているうちにパスポートを盗まれた主人公(ジャン・ロシュフォール)。…