パリ空港の人々の作品情報・感想・評価

「パリ空港の人々」に投稿された感想・評価

大介

大介の感想・評価

3.5
スピルバーグの某作品の元ネタですね。

ある事情で国際空港から出られなくなった男と、そこで生活する「無国籍者」の人々との交流を描いた作品。

こちらのほうが地味ではありますが、フランス産独特のシニカルで味わい深いドラマで楽しめました。

「ロマンチック」とかそういうのには無縁ですが、突拍子もないようなこともなく、等身大のリアルさが心地よい。


ただ、地味すぎるうえに特別大きな山場というものも感じられず、合わない方も多いと思います。

自分は嫌いじゃないですが。


テーブルの上に、パリの街並みを即興で表現していくシーンがお気に入り。

あとはあの「光の街」。


個人的にはこういう言葉にしにくい余韻に浸れるラストは好きです。




当初のお目当てはジャン・ロシュフォール。

っていうか、彼しか出演者のなかで知ってる人はいないし(後で調べたら妻役の女優さんは「ライフ・イズ・ビューティフル」のドーラの母親役)。

某作品での変態亭主(笑)の印象が強かったんですが、フランスを代表する名優のひとりということで、機会があれば他の出演作も観たいと思っていました。

とても存在感のある俳優さんですね。無表情がちの顔が、軽く笑みを浮かべると不思議な愛嬌に包まれる。口髭がよく似合ってます。

でも、昨年の10月に亡くなられていたとは…。

また、他の彼の出演作を観てみようと思います…。
belmondo

belmondoの感想・評価

4.6
空港ってこんなところがあるんですね笑。知らない世界だった…笑。
リコ

リコの感想・評価

4.2
パスポートや所持品諸々を盗まれた、カナダとフランス国籍のおじさまが、入国を許可されず右往左往。そんな時、同じく空港の外に出れないトランジット者たちに出会い。。。

とても個人的に好みな作品。
ちゃんとストーリーにテンポがあるのに、日常を味わっているみたいな淡々とした感覚。

子供がとても可愛い。
欲を言うなら、おじさまの作ったイタリア料理がみたかった。
HarryT

HarryTの感想・評価

4.0
よかった。
最後の二人で歩いて行くシーンは、手の出し方とつなぎ方が絶妙。
奥さんどうなったのだろう?
借り暮らしのアリエッティ、空港に人間が住む版。国も家もなく空港から出られることも出来ず、空港の隙間でコッソリ暮らすのは楽しそうなような気もしてしまうが、それも帰る場所がある者の戯言か。
空港にいるウサギを売って生計をたてる話しは、以前ベトナムの空港で牛が歩いている滑走路に着陸したので無きにしもあらずかと思ったけれど、ウサギと牛だし、どうなんだろう。
皆で抜け出す一夜限りのパリの夜景は沁みたねえ。
miho

mihoの感想・評価

2.7
さまざまな事情で入国できない人たちが
空港で寝泊まりする、ほっこりドラマ♡

テーブルの上にいろいろ並べて
パリの街並みを作るシーンが好き。
あと、黄色の長靴がカワイイ♡

気持ちよく終わる感じではなく、
いろいろ気になる点が残り
モヤモヤしたまま終わる感じが残念。
大袈裟。



空港でパスポートや財布の入った鞄を盗まれたアルチェロは、手元に残された搭乗券で飛行機に乗り込み、パリへ帰国する。

しかし入国審査で足止めを食らい、明朝まで空港から出られないと言われてしまう。

到着ロビーでは妻のスサーナが待つも、なかなか旦那が出てこず不審に思い始める。



『ターミナル』を観たことがある自分にとって、数日空港に閉じ込められるくらい大した事ないと思ってしまった。
McQ

McQの感想・評価

4.0
フィリップリオレ監督作品。
パスポートや財布の入った荷物を盗まれ、パリ空港に閉じ込められた男と空港で暮らす人々の物語。

こんな所にこんな世界があったとは、、(゚o゚;;

これは実際にパリ空港で国外追放やら滞在拒否された人たちをモデルにしてるとのことで、本当にいるんだと思うと、なかなか衝撃でした。

本作に登場する空港で暮らす人々を見ていると、ちょっと楽しそうなんて思ってしまいますが、、
1、2日で解放されるわけでもなく、何ヶ月も、しかも自給自足とか耐えられないと思います(ToT)

主人公アルチェロはそこで彼らと触れ合ううちに、徐々に溶け込んでいきます。

皆んなでこっそり抜け出してパリ観光に出かけるシーンは、気持ちがほっこり。
※抜け出そうと思えば、抜け出せるけど見つかると不法滞在で捕まります(ToT)

そして住人の1人で父親の迎えを待つ黒人少年がいるのですが、この少年との関係がとてもいいです。
グッとくるものがありました>_<

ほっこり、じわじわ、そしてちょっと考えさせられる作品です。

特に大事件が起きたりするわけではないので、刺激を求める方には向かない映画です。
coma

comaの感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

卓上のパリの地図がステキ。そして、地図を見つめるみんな思い。良いシーン。
カナダとフランスの国籍を持ち、スペイン人の妻とイタリアに住んでいる初老の男性アルチェロ(ジャン・ロシュフォール)。カナダの空港でちょっと居眠りしてしまった隙に手荷物と靴を盗まれた彼は、それでも飛行機に乗り、パリ=シャルル・ド・ゴール空港に到着しますがパスポートも身分証明書もないため、税関で足止めに。長く待たされる羽目になりますが、ここで思わぬ人びとを知ることになり...

トランジットにいる人びとの事情は様々ですが、長期滞在者もいて普通に?生活していることには驚きます。行きたい国に拒否され、元の国にも戻れない人達、パリの空港の中なのに、そこはどこの国でもない不思議な場所なんですね。
長く閉じ込められていた人達がパリの街に出るところは素敵でした。

ほんの数日の話ですが、滞在中の彼と人びととの交流が暖かで、ホッとする作品です。迎えにきた奥さんはちょっと可哀想でしたが...

そういえば、空港にウサギがいるって、ホントの話なのかな~?
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