[フォーエヴァー・ゴダール!] 90点
傑作。1996年ヴェネツィア映画祭コンペ部門選出作品。世紀末ゴダール。90年代のトピックとしてユーゴ内戦と芸術映画の駆逐。具体的には『宿命のタンゴ』という映…
美しい映像と音楽が、残酷な現実と真正面から衝突する。
その落差があまりにも大きく、言葉より先に感覚で飲み込まれてしまう。画面の向こうで起きていることを整理するよりも先に、衝撃が押し寄せてくる。
芸術…
おそらく中盤の砲撃シーンのワンショットを除いては全てフィックス。厳格に管理されているであろう役者の一挙手一投足から捻り出される活劇に圧倒される。80年代のただひたすら光の美しさを追い求めていた時期と…
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「無限は考えられない
どうして何かを無限と考えられる
私は
でも宇宙を想定すると宇宙の彼方にはまた宇宙がありその彼方にもまた宇宙があり…
8月のJLG⑥
虐殺、あるいは映画を監督することについて。
カミーユがサラエボで戯曲『戯れに恋はすまじ』を上演しようと旅に出る。一方、彼女の父のヴィッキーは映画『宿命のボレロ』を制作しようと…
dvdで繰り返し再見しました。改めて、本作は戦争、引用、音楽、哲学などゴダール特有の記号が散りばめられた絶望的なドラマの中から、観客に新たな何かを抽出させかったことが伺えた気がします。それは美しいシ…
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