昭和6年(1931年)製作、日本人が初めて田中絹代の声を聞いた映画。
主人公(渡辺篤)は脚本家、新しく引っ越してきた家で執筆しようとするが、いろんな音がが邪魔をする。
隣家からジャズの演奏が聞こえ、…
日本初のトーキー映画として知られる。『大阪の宿』の五所平之助監督初期作。夫婦の心の揺れ、または微細な動きのみを追求した一編。
なんてことのない「瞬間」がひたすら永続するイメージで成り立っており、こ…
トーキー最初期となれば声より効果音より歌が強調されるのは当然で、本作における「モダン」はクレールの影響が大きいと思う。
冒頭の画家との喧嘩は明らかにローレルハーディで、音ギャグは頼りない感じだが…
日本初のトーキー、ということで有名な本作。ストーリー云々より、いかに映画で音を楽しく聞かせるかをメインで試行錯誤したのだなということが伝わってくる。この時代の「お父さん」って亭主関白が強過ぎて観てる…
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