U-Nextで鑑賞。「仕事と人生に効く教養としての映画」(伊藤弘了著)で紹介され、溝口健二作品を見るのは今回が初めて。
デジタル修復版と付されていたのですが、画像の状態は極めて悪かったです。音声は問…
1939年製作公開。原作村松梢風。脚本依田義賢。監督溝口健二。タイトルから観た記憶がなかったので出掛ける。観始めて数分で、あ、観たことがある。泣く。と思った。帰宅後調べてみたら2019年に国立映画ア…
>>続きを読む思いどおりにはならぬ人生、余韻を残す終わり方。
前半の画への惹き込まれ具合がすごい。にしても溝口健二関西弁と劇中劇大好きやなあ。本作は尺が意外と長い。
前半、後半で同じ撮り方を用いた対比(ああ、この…
晩の街灯沿いを並んで歩き風鈴を買ってすれ違い過ぎていく屋台と石垣から見上げる水平移動の心地よさ。西瓜を切ってふたりで食べて人が帰ってくるまでのひと時。訪ねて探すのを柱の影を繋いで渡る町並みの奥行き。…
>>続きを読むいわゆる「芸道もの」つながりとして、『国宝』『さらば、わが愛/覇王別姫』からの流れで鑑賞。U-NEXT配信、デジタル修復版の143分のバージョン。
じゃっかん尺の長さは感じたものの、良質な(よい意…
湿っぽい幕切れがやや気になったが、それを差し引いても余りある化け物のような撮影の連続。あと溝口ってこんなにフレーム外を意識した演出してたんだっていう発見があった。
花火の夜にスイカを分け合って食べる…
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