静の映画だったので驚いた。
結構人間ドラマ。
目明きを見返してやろうと言う、這いつくばっても生き抜くつもりの市と、
死に場所を探してここまでやって来て、市に出会って死に場所を見つける平手造酒
の対…
市のキャラが強烈に残る、まさに勝新の代表作だが、この第一作に関しては、平手造酒役の天知茂がかっこよすぎた!
子供の頃、萩原流行が平手造酒をやってる時代劇を見て「平手造酒=かっこいいクールな剣士」のイ…
一作目にして後のほとんどのフォーマットが出来ている傑作。市と平手造酒の奇妙な友情と最期。平手の「つまらぬ男に斬られる位ならおぬしに斬られたかった」という台詞に涙。人造人間キカイダーのライバルハカイダ…
>>続きを読む座頭市と組抗争と労咳の剣士とおたねの話。
三隅研次監督作『〜地獄旅』からの通算2作目鑑賞。(『〜地獄旅』と同監督だからか?)初作でかなり座頭市キャラクターとフォーマットが確立している事に驚いた。そし…
世界で唯一分かり合える人間を殺さなくてはならない男たちの悲哀に泣く。クライマックスの橋の上の決戦、平手造酒を斬った市が、身体全体で彼の死を感じ取る時の表情が素晴らしい。彼はこの瞬間に天涯孤独になって…
>>続きを読む勝新座頭市の記念すべき第一作目。
"めくら"だからこそ見える人間の浅ましさを勝新がブッた斬る!
無駄のない脚本にモノクロが映し出す美しいシークエンス、そして名セリフの数々。
本意でない決闘を宿命づけ…