成瀬ファンの方からはあんまり評価されてないらしいが、本作の良さは観客が自由に話の状況を想像しあれこれ考えることが出来るのが良さである。間より台詞に良さをみいだしたい。特に成瀬苦手意識の方に刺さる家族…
>>続きを読む成瀬の多層的な人物たちの葛藤が見えそうな演出だけれどもこの映画ではどれだけ待っていても見えてこない。芸事を捉える成瀬はほとんどの場合、芸自体の運動があるからその他の運動はあえて映していない気がする。…
>>続きを読む高校の頃、現国の授業で川端康成の掌編小説が取り上げられたことがあった。川端の隣家が葬式で、手洗いが川端の家から見えるんだけど、隣家のお嬢さんが泣きはらした目を手洗いで拭っていたあと、鏡に向かって突然…
>>続きを読む抜いた刀を鞘に戻すだけ、メロドラマであることを拒否しているのにも関わらず、こんなにも劇的な力が感じられるのは凄い。
凡作との評判を見かけるが全くそんなことはない。
ラストカットの「出会い直し」のク…