生きる希望をなくした周作が秋津温泉に行き着き新子に助けられていく同名小説を映画化
冒頭の列車に飛び降りる市井の人々を捉えたショットは上手い!さすが吉田喜重
新子が終戦を伝えに玄関に向かって疾走する奥…
“悪い事はみんな周作さんが教えてくれたの。お酒、煙草。私、あなたに何か教えてあげられたかしら”
“生きる事だ”
【感想】
ショットの美しさってこういう事だよなぁ。普遍でありながら整っていて、文脈…
映画作家の気合いがワンカットワンカット伝わってくる怪作。集団で列車で疎開するシーンはリッチな画面構成に驚いた。「1900年」とか「天国の日々」のようなたくさんの人々が画面を横切って列車から飛び降り移…
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