京マチ子と田宮二郎による船場言葉の台詞の美しさとその内容のエグさが良かった。
女四人で阪神電車なので「細雪」っぽい。
吉村監督の「ええし」と新藤兼人の「成り上がり」の師弟コンビの特性がうまく噛み合っ…
【祝!若尾文子映画祭】再レビュー
山崎豊子原作。田宮二郎に泣かされる京マチ子。二人の船場言葉が愛おしい。田宮二郎のかしましさと来たら。
若尾文子、叶順子、中村玉緒のそれぞれのしたたかさは三者三様。で…
安定の大映女優の芝居、しかし1番生き生きしているのはメガネをかけた田宮二郎である。
ベッドシーンで照明落として部屋の外から撮った絵に、ガラス窓に反射する踏切の赤信号を画面に入れる、といういかにもジジ…
あやや祭り絶賛継続中。
今作ではあややメインでなく脇に回り、主役は京マチ子というより田宮二郎の独壇場って印象。
ターイムショック!
まるで取り憑かれたように役柄を演じるというか、その人そのものにな…
打算的な冷血漢を演じた田宮二郎、なかなか良かった。
京マチ子の役がやや没個性的に過ぎるような気がしなくもない。
森雅之、田宮二郎との関係の清算の話の途中で、観客に「ああ、これもう無理やな…」って思わ…
すけこまし田宮の悪役っぷり、女優の競演
(最後、死んでなくて実は4人で結託して田宮にやり返すのとか、ちょっと期待しちゃったわ、、)
劇中の京マチ子と今の自分が同い年で若干ギクってなったわ、、
ちょっ…
山崎豊子のドロドロ物語が大映の暗雲立ち込める不穏な演出で描かれていて最高だった。
最後の場面、京マチ子の顔の彫りの美しさに息が止まった。マチ子のサーモンピンクのネイルが畳の井草色に映えててよかった…