面白いのだが非常に観ていて不思議な感覚になる映画だった。
全体通してスタイルが安定しないというか、色々な映画のスタイル・色々な国(アメリカ、ヨーロッパ、ロシア、アジア)が持つ映画のスタイルみたいな…
幼い頃、自分を犯そうとした男を射殺してしまったマルチェッロは、いまだに罪の意識が消えずにいた。その苦しみから解放されるためファシズムを選択した彼に、恩師である教授を調査するよう命令が下る。
普通に…
マルチェロは、13歳の頃ホモセクシャルの青年リーノに襲われ銃殺してしまったことがトラウマとなり、どうにか普通になりたいと願いファシストになる。政府からの命で、反ファシストの大学教授でマルチェロの恩師…
>>続きを読む普通でいるためなら何を裏切ってもいい
非情なのは主人公か、それとも「普通」であることを強要する社会か
最初入れ子構造になってて混乱した!女性2人の関係とか節々の会話とか色々暗示しているとこがあるけど…
半端じゃ無い映像美。
構図も色彩も本当に美しい。
内容は私にはちょっと難解…。
半分くらいしか理解できてない気がするけど、あのダンスシーンには圧倒させられてしまう。
この映像を映画館で観た人達が羨ま…
2024.017
これは、、ファシズムについての教養か洞察力がないと初見ではわからないな〜...
確かに映像は美しくて、ダンスシーン、森の中を逃げ出すシーンは印象的。
解説みてやっとわかったけど、
…
ダンスに巻き込まれるシーンで遠藤周作「海と毒薬」を思い出した。世界大戦という大きい波の中では個人の意志がいかに無力かを思い知らされる。
先生のように抵抗出来る人と時代に流されてしまう人の違いは何なの…
最後のシーンで自分はファシストではないというように、友人をファシストだと叫ぶ。ここが一番難解だった。人間の弱さいやらしさを表現したのだろうか。
幼児期に犯した殺人記憶から逃れるためにイタリアでファシ…