犯罪モノだけど過程の出来事による盛り上がり下がりのリズムより、その人間への眼差しに重きを置くのは『グロリア』にも似ていてカサヴェテスっぽい。
お馴染みの表情の寄りの多用等、カメラの動きは面白いんだ…
この映画の主人公は程よい暗さ(ストリップ・クラブ)の中にいる。映画館で画面と向かい合うわたしたちと共犯者的な薄暗がりで暮らす彼にとって、残酷な明るさは危険な環境に他ならない。そう思うと、この映画の暗…
>>続きを読む自分が当事者になったかのように、特有のカメラワークに追い詰められる。バイオレンス部分は削ぎ落とされ、チープなクラブと女の子達を大切にしているコズモの悲哀を感じる。"私が与えられるものは、この熱い愛だ…
>>続きを読むジョン・カサヴェテス監督作品。
物語は、場末のクラブオーナーがギャンブルで大負けし、その借金返済の代わりに、マフィアのボスの殺害を依頼され、それに加担していく…、というもの。いわゆる「クライム・ム…
激渋映画
いつものようにカメラは演者の顔に接近するのだが、チャイニーズを暗殺するシーケンス以降は接近しているばっかりに周りの状況が読み取りづらく、張り詰めた空気が鑑賞者側にも伝染する。これホラーゲ…
すんごい平坦なノワール映画って感じ。ギャングとの撃ち合いは異様に静かで、その他のシーンもこれと言って大胆さがない。アクションを映す犯罪映画というよりも、ストリップショーに出演する女や男とのやり取り、…
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