ニーベルンゲン/ジークフリートの作品情報・感想・評価

「ニーベルンゲン/ジークフリート」に投稿された感想・評価

妹を嫁にしたいから軟弱な兄の結婚を手伝うとかブリュンヒルデにしてみりゃ迷惑千万だよな。
tarutaru

tarutaruの感想・評価

4.0
担いでる小人が石になってしまうシーンが忘れられません。面白い!
Risa

Risaの感想・評価

4.0
柳下美恵のピアノdeシネマ2018(アップリンク渋谷)で、生演奏と共に楽しみました。
少し不穏で悲しい音楽を聴いていたので、悲劇がより鮮やかに見えました。
構築的な舞台デザインや、素朴でかわいい衣装・室内装飾が面白かったです。
人間臭い登場人物たちの思惑が交錯してバッドエンドとなるストーリーの中、割と簡単に倒される竜が愛おしい…
後編もぜひピアノ演奏と一緒に見たいです。
ブルグントの城のシルエット、たまに着てる現代的な柄の衣装、ジークフリートのギャグかと思うくらいの直線的な身体表現。
古典的な題材だが、前衛的な表現が結構ある。それが世界観に合っていて面白い。前衛とファンタジーは合う。
ドラゴンも思ったよりは頑張ってる。今でこそ、ファンタジーもカラーで様になるが、白黒でやったほうがファンタジーを違和感なく表現しやすいと思う。
美の集合体。こんなにも考え抜かれたBGMはなかなか存在しないのではないかと思う。台詞がなくても心情がひしひしと伝わってくるその迫力は、今の映画にはないものだと感じた。
1924年の作品とは思えない壮大さ。人間の弱さや苦悩まで描かれていてすごい。竜はでっかいとかげだったけど笑
第1部と第2部を合わせると4時間50分弱になるという大作。さすがに製作された時代が古いためか壮大なセットも何処か微笑ましく感じるけど、人間ドラマとしては鬼気迫るモノを強く感じる一作。
正直、ジークフリートとクリムヒルトはロミオとジュリエットを超えるバカップルとしか思えないし (多方面に謝れ自分)、忠義なんてまどろっこしい云い方じゃなくいっそハーゲン・トロニエを愛してるんだと云ってくれよグンター殿下! (多方面に謝れ自分再び) イヤむしろ君の女の趣味が信じられないよグンター殿下!! (多方面に謝れ自分再々) とツッコまずにはいられないんだけど、この超大作を一気に見るために必要な気迫がびしびし伝わってきて大変愉しゅうございました。

何はともあれ、利用された挙句に跡継ぎを殺され、しかも国まで崩壊させられたに等しいアッチラ王が不憫というか哀れというか、そんな余韻に居た堪れなくなるそんな一作。
CHEBUNBUN

CHEBUNBUNの感想・評価

3.1
【特撮の凄み】
フリッツラングの
「ニーベルンゲン」を観た。

オペラだと15時間かかるため、
数日に分けて上映されるだけに、
3時間で咀嚼できる本作はありがたい存在。

サイレント時代の特撮も今に劣らずドラマチックで、巨竜とのバトルシーンは圧巻でした。

ただ、スペクタクルとして観ると、
どうしても「メトロポリス」には勝てない。それだけ、「メトロポリス」はストーリー展開もアクションも凄まじいことが分かった。

フリッツラングは全然開拓していないので、
「ドクトルマブゼ」
「M」ぐらいは観ておきたい。
Reiko

Reikoの感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

活弁シネマートで観ました。
活弁と演奏付きだとサイレント映画はこんなに観やすいのか、と感動しました。サイレント映画の魅力を知る上で、活動弁士さんと演奏の役割は非常に大きかったのだと実感しました。

映像、美しいです。1番印象的なのは最後の、ジークフリートの遺体の元にクリームヒルトが訪れるところ。彼の足元で黒服のブリュンヒルトが自害し、白い姿のクリームヒルトが復讐を決意する。
監督がフリッツラングなので表現主義の話になりますが、この作品でも表現主義独特の、垂直デザインが目立つシーン(うまく言えない)がこの作品でも散見されて、城内のシーンなどは天井の方まで映すことで荘厳さが出ていました。
ジークフリートとクリームヒルトが過ごす部屋は明るく直線的、ブリュンヒルトの部屋は暗く円形で、「ドイツ神話だ…」って感じがしました。

ニーベルンゲンの歌は二部作で悲劇ですが、前半のジークフリートは冒険譚なので楽しいとこもあります。ドラゴンとか、あとブリュンヒルトとのバトルは少し滑稽にも見えます。それがブリュンヒルトの耐え難い激情を生み出し、悲劇につながっていくと思うとすんなり笑えないですが…ブリュンヒルトは悪意も持っていますが、その誇り高さに惹かれます。

パウルリヒターのジークフリートは正に王の風格を持ち、明るく真っ直ぐ、聡明快活健康、そして万能。ドイツの英雄、理想の存在なのかなと思います。表情がとてもいいです。グンテル王の演技も良かったです。心の弱さや卑怯さ、嫉妬心、恐れ、苦悩が王の気品を損なわないで表現されていると感じました。

特殊撮影も使われてますが個人的には耐えられる。(映像が不鮮明というのは相当大きいかもですが)90年以上前の映画でこれより見た目がいい特撮って、詳しくないのでパッと浮かばないです…。
服や背景もすごく凝ってます。

劇場ではドラゴン動かすのは17人て聞いて、ネットでは7人って書いてあったのですが、どっちでしょう。とにかく1924年で実寸大のドラゴン、大作業なのは伝わってきます。

血を浴びてなかった部分をなぜクリームヒルトが知ってたのか謎です。ドイツ神話研究者とかは知ってるんでしょうか…

このレビューはネタバレを含みます

VHSで鑑賞。
美術など装置はスゴい。よくできてる。しかしドラゴンは、手抜き?予算がなくなったか?ってぐらいヒドい(笑)
いやそれよりも、「なんでジークフリートの弱点(菩提樹の葉っぱが落ちたところ)を知ってるんだ?」っていうツッコミも、弁士の画面説明が暴走してどーでもよくなる。
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