(アーカイブ)
2006年04月22日14:16
何年か前、スペインを旅した。
バルセロナには目もくれず、ヘタフェ、トレド、ハエン、グラナダと南下、コスタデルソルはマラガで強い潮風を浴び、ロン…
ドイツ人ライターがニューヨークでドイツ人母娘と意気投合、しかし母親は途中で姿をくらませてしまい、残された9歳の少女アリスと男はドイツに帰国することに。アリスは可愛かったり色気があったり。ラストの電車…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
1973年西ドイツ製作。
監督はヴィム・ヴェンダース。
16mm白黒。
ヴィム・ヴェンダースのロードムービー三部作
『都会のアリス』(73)
『まわり道』(75)
『さすらい』(76)
1本目!!…
空港で出会った見知らぬ女に子供(アリス)の面倒を押し付けられる、ドイツ人のルポライター・フィリップが主人公
アリス親子の厚かましさには、同じ監督の『パリ、テキサス』にも通づるものがあります
母親…
これは困る。どこを切り抜いても画になるこの構図。単純に好みだ。
この時間をかけた"旅情"が、感情を動かすとんでもない何かであるのは間違いない。
父親でもない男の心、そして何と無くアウェイにさせら…
ただひたすら、ゆっくりとした時間が流れる。
甲斐性なしのダメ男フィリップと美少女アリスが色んな都市を巡りながら、少しずつ心通わしていくロードムービー。
なんとも繊細な心情描写が、とても日本的。あ…
16mmの荒い映像が映し出すヴェンダースの動く風景が美しい作品。
生意気な美少女アリスとダメダメ男なフィリップの関係が素敵。親子にも、友だちにも、恋人同士にも見える、不思議で、それでいてそれらを超え…