若尾文子の独壇場。当時28歳、男に恋い焦がれる女の妖艶な魅力が、これでもかと溢れている。
愛していない夫(小沢栄太郎)、愛する若い男(川口浩)、妻(若尾文子)の3人で北穂高に登り、岩壁で転落してし…
全編通していかにも救世主風に振る舞う川口浩が終盤にかけて薄っぺらくなっていく。若尾文子演じる主人公に対して感じる説明不能な共感を本来彼女の敵であるはずの婚約者の女性のあの言葉が見事に説明してくれた。…
>>続きを読むめちゃくちゃ好きだった、こういう男女の痴情のもつれ、最高。終始ニヤニヤして見てしまった。
まず序盤、幸田に嫉妬する婚約者が色気と魅力凄くて惹き込まれた。
「あなたは奥さんの事の方が好きでしょ、見て…
いやぁ〜話がもう無茶苦茶。
でもそれが許された時代なのか。
もしくはそれほど男も女も感情的だったのか。
妻は夫に尽くすものだ。夫と一緒に死んで本望だ。
私が人を殺す女に見える?いいや、一生一緒にい…
和服文子、ずぶ濡れ文子、メンヘラ文子、どれもかわいいのオンパレード。
夫は論外だけど川口にも腹たった。まあ一番かっこいいのは根上淳なんだけど。
よく座る席のいつも前にいるおじさんがずっと頭をボリボ…
『青空娘』以降の映画では空を抑圧してる?
つまり、より顔を映すようになったことで
増村のカット割もそこから考えられるんじゃないか
顔との適切な距離をカット毎に測定してる
そして、そうしたカメラポジ…
前日に見た、清作の妻と同様、年の差夫婦の話。
裁判を通じて、主人公の背景が明らかになるのが面白い。
また、当時の男女差別感がすごいのも興味深い。
「いやしくも人の妻」のフレーズが頭に残っている。
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