1927年のサイレント映画
『ラ・ラ・ランド』の終盤10分、セブとミアが結婚し、幸せな家庭を築くシーンをチャゼル監督は「もう一つの“現実”」と断言していたのが妙に引っ掛かったが、本作のラストを観て…
そのマインドが手繰り寄せた奇跡。
本作は第35回澤登翠活弁リサイタルにて、バスター・キートンの『悪太郎』と共に上映された作品でした。(『悪太郎』に関しては既にレビューが投稿されていますので、気にな…
第一回アカデミー賞受賞映画であり、底辺生活からの一発逆転ものであり、偽装恋愛&偽装結婚もの、からの唐突な反戦ラブ・ロマンスへ移行していく展開が今観るとフレッシュ。
一方、チコとディアーヌが結びつく…
"Let me fill my eyes with you"
「瞳いっぱいに君の姿を焼きつけたい」
戦場へと旅立つ主人公が愛する妻を置いて家を出る瞬間に放ったセリフ。
なんて素敵な言い回しなんだろ…
とにかくヒロインのジャネット・ゲイナーの可愛いこと。くるくる変わる表情がサイレント映画に彩りを与えている。どこかで出会ったと思ったらムルナウの名作『サンライズ』のヒロインだった。本作含め3本の主演で…
>>続きを読む感想記録46
サイレント映画と恋愛映画の五指に入るほど大好きでディアンとチコの幸せを祝福したくなるし二人の純粋な愛は何度観ても思わず笑顔になりますね。
「僕は上ばかり見てる。だから出来るヤツなん…
パリのとある安アパートの7階ーそこは星空に最も近い、2人だけの天国
下水掃除人として働く貧しい男チコは、いつか道路掃除夫になることを夢見ていた。ある日、心に傷を抱える少女ディアーヌと出会い、ふたり…
サイレント映画で2時間の長尺を耐えられるのか?
と思ったが、まさかのあっという間の映画体験。
そのような雑念など取り払われて、のめり込んだ。
弁士はいない。ピアノによる素朴な伴奏と、マイクが小さく…
マツダ映画社