以前読んだ小説や見た映画は直ぐ忘れてしまって同じ本を買ってしまったり映画も「あれっこれ見たことあるなぁ」って事がよくある。忘れずに覚えている作品は自分の心の琴線に触れて忘れずにいるのだろう。この漱石…
>>続きを読む『こころ』1955(昭和30年)日活
「あなたは学問をするだけあってお上手ね。空っぽな理屈が」
夏目漱石の代表作を市川崑が映画化。
市川崑は『ビルマの竪琴』の撮影準備を進めていたがビルマへの入…
「ビルマの竪琴」製作遅れの合間に短期間で出来上がったとは思えない程完成度の高い巨匠市川崑初期の最高傑作。最も広く読み継がれた夏目漱石原作を忠実に再現。下宿先娘新珠三千代の余りの美しさに、道を極める困…
>>続きを読む新藤兼人版とは異なり、原作に監督の技量の枠内に忠実に描いた「こころ」。漱石の難しい台詞回しをやや柔らかくしながら、明治の雰囲気ぷんぷんの硬派恋愛ものになっています。監督の陰影的表現もあり、また、お得…
>>続きを読む言うほど観てないけどたぶん巨匠の市川崑。といえば色々斬新追求の監督って印象。けどこれは斬新前の中期あたりか。この人らしさ全開はやっぱり犬神からなのか。当然ながら巨匠にも巨匠前時代があり、けど前時代に…
>>続きを読む1955年 夏目漱石原作 市川崑監督作品 132分。明治時代、大学生の日置は尊敬する野淵先生(森雅之)の家に通う。美しい奥さん(新珠三千代)と暮らす先生は、仕事もせず厭世的に生きている。実は先生には…
>>続きを読む仲良かった友人同士が下宿先の一人娘を巡って三角関係になってしまった様子か中心に描かれる作品
昔と今では当事達の考え方や捉え方が違うとはいえ、ああした展開になっていくのは時代なのかと感じる
観ていて焦…