奇しくも、6月4日に鑑賞。本国で上映禁止&監督が5年間の表現活動禁止処分なんて、どれだけ天安門事件のリアルに迫った作品なのかと思いきや、荒井晴彦的というか、情欲で駆動していく、狂った男女の物語だった…
>>続きを読む本国では上映禁止になった天安門事件の時代の若者群像劇。
ロウ・イエは『サタデー・フィクション』から2作目だけど、やはり画づくりのレベルの高さ、ショットの冴え渡っている感はあった。
物語はうす味でやや…
天安門事件の前後を描く政治と大学生の話…と思ったら、意外と政治にはさほど興味のない女性主人公の物語で、拍子抜け。
だがあの時代の中国に独特なのであろう、熱気、焦燥感、興奮が主人公や画面を通じて伝わ…
(別媒体から感想を転記)
2023/10/21
題材の天安門事件と性描写により、婁燁が5年間映画製作を禁止されることになった作品。冒頭、余紅(ユー・ホン)の実家の壁にチラリと映る毛沢東の肖像画が全…
このレビューはネタバレを含みます
これは見てられない、またこのパターンか、これはどうなっちゃうのだったり、そのどれもがフィクションと現実の絶妙な距離で、踏みとどまっていて、なんか中途半端ではないかと、思う時間もあったが、役者の芝居が…
>>続きを読む「幻想」ってやっかい。前半の語りの欠片が留まったまま観了した。恋愛も政治も「幻想」とすると、肌の湿った交わり、天安門行きトラック荷台への駆け出し、寮内で眼前の相手に発した声、どれも実身体性を増せ…
>>続きを読む内容が内容だけに感想書きにくい。
・ユー・ホンとチョン・ウェイが乗るボートが徐々に夕焼けから夜になるシーン
・水が張ってないプールの中でユー・ホンが倒れるシーン
・学生寮の雑多感全般
やっぱ…