このレビューはネタバレを含みます
アキ・カウリスマキ敗者三部作の完結編にあたる作品。
監督が描くフィンランドの日常は常に面白い。
文化や設備をさり気なく演出してくれる、毎回何かしらの発見がとにかく美味しい。
敗者の中の敗者。
コ…
アキ・カウリスマキ監督の初見の作品
会話が少なく、人物それぞれの表情や所作についつい見入ってしまった。こういった作りの作品は初めてみたので、どの場面で報われるのだろうか。と少しもどかしさを感じたのだ…
冒頭からトルストイたち文豪にケチをつける酔っぱらいたち。芥川や太宰の悪口を言っているサラリーマンを想像すると、愛すべきダメさがわかります。あぁこの感じがカウリスマキだ。
敗者三部作のラストですが、…